【11月16日更新】高尾山の紅葉はもうすぐ見頃。秋山紅葉情報2023

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都心に近く、多くの登山者が訪れる高尾山。都民に愛される高尾山の紅葉情報を紹介する。

構成=山と溪谷オンライン、カバー写真=PIXTA

都民に愛される紅葉絶景

高尾山(599m)は、都心の新宿から西へ約40kmの位置にある山だ。東京の中心部から電車で手軽にアクセスすることができ、都内在住のハイカーには特に人気がある。東京都にありながら広大な自然林が存在し、秋にはモミジやブナ、ヤマザクラなどが色づく。中腹にある薬王院は、1200年以上の歴史のある寺院であり、風格のある本社と境内を赤く染めるモミジの組み合わせが美しい。

2023年10月28日(土)から12月3日(日)まで「高尾山もみじまつり」が開催中。ケーブルカー清滝駅前広場では、八王子市内にある大学や専門学校の学生が音楽の演奏などを行ない、期間中の平日には高尾山商店会加盟店で1,000円以上の買い物をした人にすてきな景品が当たる抽選券を配布している。また、同期間は混雑緩和と事故防止のため、6号路の琵琶滝から5号路の交点の区間は、8時から14時まで登り方向の一方通行となるので注意。

11月14日 いよいよ紅葉シーズンに突入

11月9日の高尾山山頂の紅葉の様子(写真=釣り好きさんの登山記録より)
11月9日の高尾山山頂の紅葉の様子(写真=釣り好きさんの登山記録より)

高尾ビジターセンターによると、今週から紅葉が本格的に進んでおり、山頂付近は今週末〜来週にかけて見頃になるとのこと。例年11月中旬〜12月上旬が高尾山全体の紅葉の見頃であり、今年も同程度の進行具合だ。週末は混雑が予想されるため、迷子やケガには充分に注意しよう。

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この記事に登場する山

東京都 / 奥多摩

高尾山 標高 599m

 関東の三霊山の1つ、薬王院有喜寺がある。天平16年(744)奈良期の高僧行基が開山したと伝えられている。高尾山頂は有喜寺からさらに登った所にある。山頂の三角点のかたわらに十三州見晴台の標識がある。  山麓には高尾自然科学博物館があり、山中の動植物の標本の展示がある。また山頂に向かうケーブルカーとリフトがあるが、低い山なので歩いて登りたい。1号から6号の自然歩道があり、山の自然を観察することができる。山頂から冬の晴れた日には相模湾に浮かぶ江ノ島まで見渡すことができる。  山頂から西に山稜をたどり、一丁平、城山、小仏峠を経て景信山、陣馬山へと足を延ばす登山者が多い。高尾山一帯は有喜寺の境内だが、開発で一部の自然が破壊されつつある。  高尾山口駅から薬王院有喜寺―高尾山―城山―小仏峠を経由して高尾駅まで約4時間。

紅葉情報2023

秋が深まるにつれて、山の表情は刻々と移ろっていきます。北は北海道、標高の高い日本アルプスから九州の山まで紅葉前線を追いかけて、全国の登山エリアの最新情報をお届けします。

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