
関西の山と温泉を楽しもう! 関西低山コースガイド
これからの冬の時期、登山後の楽しみといえば温泉! あまりイメージがないかもしれないが、関西には登山と名湯を楽しめるスポットが多数存在する。今回はおすすめの登山+温泉を楽しめるプランを3つ紹介しよう。
写真・文=加藤芳樹
六甲山の王道コースで太閤秀吉も愛した古湯へ 六甲山(ろっこうさん)最高峰+有馬温泉(ありまおんせん)
兵庫県/931m
阪急芦屋川駅~風吹岩~六甲最高峰~有馬温泉駅/日帰り4時間50分
東西に長い六甲山地を総称して「六甲山」と呼ぶが、その最高点を六甲最高峰、あるいは六甲山最高峰と呼んでいる。その登山は阪急神戸線芦屋川駅から芦屋ロックガーデンを抜けて、大阪湾を一望する風吹岩で昔は大阪湾で獲れた魚を有馬に運んだ古道の魚屋道(ととやみち)に合流し、雨ヶ峠、急坂の七曲りをこなして最高峰に至り、下山は魚屋道で有馬温泉へ、というのが定番中の定番で、数ある六甲のコースのなかでも一番の登山者を集める。
下山地の有馬温泉は、太閤秀吉が使ったという湯船の遺構も見つかっている国内でも有数の古湯。観光客に混じり多くのハイカーが行き交う光景は六甲山ならではだ。
MAP&DATA
山行アドバイス
人気ルートとはいえ、登りはほぼ900m稼がなければならず、3時間を要するので、体力は必要だ。ペースを考えてゆっくりと登ろう。道標をしっかりと確認しながら行けば迷うことはない。
温泉地情報
有馬温泉は日帰り利用できる旅館も多いが、おすすめは、赤褐色の金泉の「金の湯」(第2・4火曜休・祝日の場合は翌日休、休日800円・平日650円)と、無色透明の銀泉に入れる「銀の湯」(第1・3火曜休・祝日の場合は翌日休、休日700円・平日550円)がある。
この記事に登場する山
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