お正月に登りたい山コースガイド 西日本編

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新しい一年のはじめに登りたいコースを紹介! 初日の出や初詣など、お正月ならではの情報も掲載。人気の金剛山をはじめ、西日本の5コースを紹介します。

目次

古道歩きを楽しむ 生駒山(いこまやま)

奈良県・大阪府/642m
新石切駅~石切神社~興法寺~生駒山~宝山寺~生駒駅

本堂(手前)は宝山寺最古の建物
本堂(手前)は宝山寺最古の建物

大阪・奈良の府県境に横たわる生駒山は、古くからの霊山。山中や山麓に数多くの社寺がある。有名なのは大阪側では「でんぼ(できもの)の神様」で知られる石切神社、山中なら奈良側の「生駒の聖天さん」で知られる宝山寺。このふたつをつないで歩けば、ぜいたくな初詣登山になる。

スタートは近鉄新石切駅で、石切神社とその門前町を歩き、生駒山に登る。山頂は生駒山上遊園だ。宝山寺への下山路はケーブル駅横から延びている。(文・写真=加藤芳樹)

矢田丘陵から生駒山上の電波塔群を望む
矢田丘陵から生駒山上の電波塔群を望む

MAP&DATA

ヤマタイムで周辺の地図を見る
初日の出 7時4分ごろ
初詣 宝山寺
「生駒の聖天さん」として、親しまれている古刹。参道も情緒たっぷり。商売繁盛の御利益あり。

参考コースタイム

2時間55分

アクセス

【行き】近鉄けいはんな線新石切駅
【帰り】近鉄奈良線生駒駅
※マイカー利用は、新石切駅周辺に有料駐車場が複数ある。帰りは生駒駅から新石切駅まで電車で5分。

年末年始情報

大晦日から元旦にかけて、近鉄けいはんな線・奈良線は終夜運転。生駒ケーブルも鳥居前~宝山寺は終夜運転、宝山寺~生駒山上は5時30分ごろから早朝運行あり。

関連リンク

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この記事に登場する山

大阪府 奈良県 / 生駒・金剛・和泉山地

金剛山・葛木岳 標高 1,125m

 金剛山は、大阪府の南東部に位置し、奈良県との県境にあって、金剛生駒国定公園に指定されている。これは標高の高さや山容の立派さによるが、史跡によるところも大きく、南北朝の楠木正成(くすのきまさしげ)にまつわる史跡で代表される。有名な千早城跡をはじめ、葛木神社、国見城跡、さらに修験道に関係ある転法輪寺もある。  山頂は杉の喬木に囲まれて昼なお暗く、厳粛な雰囲気を漂わせている。また、中腹から上の西側斜面は、巨大なブナの自然林に取り囲まれ、小鳥たちの楽園にもなっている。そのほか山中には、ヤマシャクヤクやクリンソウなどの草花も息づいている。  コースも多彩で、春から夏、そして秋にかけてはピクニックやハイキングに訪れる人が多い。冬になると、耐寒登山や霧氷見物に大勢の登山者が押し寄せ、夏以上に賑わいをみせる。大阪側の金剛登山口から登頂し、奈良側の御所に下山する約5時間のコースが代表的。その他、二上山(にじようさん)、大和葛城山、金剛山を経て紀見峠に下る健脚向きのコースもある。

三重県 / 紀伊山地東部

朝熊ヶ岳 標高 555m

伊勢内宮の背後に位置し、志摩半島の最高峰である。山頂に弘法大師の開創といわれる金剛証寺があり、信仰の山として栄えた。「あさま(浅間、朝熊)」の地名は、火山や温泉に関係するとの説があるが、富士の浅間信仰などとの結びつきも考えられる。 地元ではこの山を「タケ」と呼び、死者の魂がタケに宿ると考え、その鎮魂のための「タケ参り」が盛んに行われてきた。俳句では、芭蕉の「此山のかなしき告よ野老掘」や支考の「ほととぎす啼ぬ夜白し朝熊山」が有名である。 山頂からの展望はすばらしく、日本百景にも選定されている。伊勢市街や五十鈴川の流れ、そして二見や鳥羽の海、快晴の日には富士山や日本アルプスも望める。 山頂へはさまざまな登山道があるが、朝熊駅からの朝熊岳道と、西側・五十鈴川側の宇治岳道を利用する登山者が多い。

大阪府 奈良県 / 生駒山地

生駒山 標高 642m

奈良県生駒市と大阪府東大阪市との県境にある山で、大阪府のシンボル的な山。山頂には大阪府・奈良県にある各テレビ局の送信所が設置され、山頂へは信貴生駒スカイラインを利用して車で登ることもできる。奈良県側からはケーブルカーも走る。

年末年始に登りたい山

寺社仏閣の初詣もよし、初日の出を拝むもよし。年末年始にこそ登りたい山をご紹介します。

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