人食い化け猫が出た山、死体を操る猫が棲む山、猫が修行する山・・・猫伝説の山を紹介
2月22日は猫の日。「猫」が入る地名、山名、猫にゆかりがある山は多い。長生きした家猫が猫又になるといわれるが、山に棲んでいる巨大な化け猫・猫又伝説も全国各地に存在する。そんな猫伝説が残る山を紹介する。
構成=山と溪谷オンライン
根子岳 猫の王が棲み、猫たちが修行する山(熊本)
阿蘇五岳の東に位置する根子(ねこ)岳は、猫にまつわる伝説がたくさんある。
猫の王様が棲んでいて大晦日の晩には猫が集まり大会議が行なわれる。家猫がいなくなったのは根子岳で修行をしているから、など。猫屋敷に迷い込んだ男が危うく猫に変えられそうになる怖い話もある。
山名は、猫の形に見えるから、虎のような猫が棲んでいた、凹凸の岩の地形を指す「ネッコ」に由来する、など諸説あるようだ。
根子岳は岩峰が連なる特異な山容の山で、ヤセ尾根の危険な箇所がある。山頂は展望がよく、阿蘇の最高峰・高岳をはじめ、英彦(ひこ)山や九重、祖母・傾山など九州の山々が見渡せる。
2023年の大雨の影響で複数ルートが通行止め。現在は箱石釣井尾根ルートから東峰までは通行できる。
行程・コース
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