日本人なら見逃せない、桜咲く山で花見登山を満喫する。首都圏近郊お花見登山コースガイド

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「花見」といえばやっぱり桜。首都圏近郊の日帰りお花見登山コースを紹介する。

構成=山と溪谷オンライン

目次

街で散るころ、桜咲く。山の桜の名所に訪れる山旅

3月下旬となると、各地で桜開花のニュースが聞こえてくる。学校の卒業や新年度の始まりの風物詩として、日本人にとっては生活に深く根付いた花、桜。そして、山では、街の桜のシーズンが終わった後、追いかけるように花を開かせて、山の斜面を染める。

棒ノ折山の桜(写真/サンシマさん

今回は、山の桜の名所として知られる登山・ハイキングスポットを紹介する。

なお、いずれの山も短い桜のシーズンに多くの登山者・観光客が訪れるので、多少の混雑は考慮して出かけてほしい。

 

高尾山 気軽に花見登山を堪能(東京)

東京都民にとって最も親しみのある山、高尾山は、桜の美しい山としても知られる。

ケーブルカー下、清滝駅周辺のソメイヨシノをはじめ、山頂付近および陣馬山方面へ向かう縦走路途中にある一丁平にはヤマザクラが数多くあり、名所として知られる。

一丁平から城山への縦走路(写真/あーさん

その先の陣馬山へ続く縦走路でも桜が見られる。体力があれば、景信山、さらに足を延ばして陣馬山まで縦走してもいいだろう。

桜の見頃は場所によって変わるが、麓では4月初旬から、山頂では4月中旬から下旬が見頃となる。

行程・コース

最適日数:日帰り 7時間28分
総歩行距離:19,083m /上り標高: 1297m 下り標高: 1287m
行程:高尾山口駅(08:00)・・・高尾山駅(08:58)・・・高尾山(09:48)・・・大垂水峠分岐(10:08)・・・一丁平(10:23)・・・城山(小仏城山)(10:53)・・・小仏峠(11:13)・・・景信山(11:53)・・・堂所山(12:48)・・・底沢峠(13:08)・・・明王峠(13:18)・・・奈良子峠(13:28)・・・陣馬山(陣場山)(14:08)・・・分岐(14:28)・・・分岐(14:48)・・・陣馬登山口(15:28)
高低図
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