初夏に登りたい! ワンデイで楽しめる残雪百名山

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初夏は残雪登山が楽しい季節。日帰りで登れる残雪の百名山を紹介しよう。

構成=山と溪谷オンライン、イメージ写真=残雪期の月山(写真=masapさん)

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木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ/長野県/2,956m)。カール地形の絶景と稜線歩きを満喫

ロープウェイで標高2600mの千畳敷(せんじょうじき)まで上がれる木曽駒ヶ岳は日本アルプス屈指のアクセス至便の山。氷河によって削られたカール地形と宝剣岳(ほうけんだけ)の岩峰が作り出す絶景と、乗越浄土(のっこしじょうど)から山頂までの稜線歩きなど、アルプスらしさを満喫できる。近年はいったん絶滅したとされていたライチョウが定着し、高山帯の生態系が以前の姿を取り戻しつつある。

ロープウェイ千畳敷駅からいったんカールの底に下り、乗越浄土をめざして登る。上部は急傾斜になるので、滑落に注意しよう。宝剣山荘の立つ乗越浄土から中岳を越え、広い斜面を登ると木曽駒ヶ岳のピークに着く。危険箇所はあまりないが、視界不良時はナビゲーションを慎重に行ないたい。

千畳敷上部と宝剣岳(写真=アツモリさん
宝剣山荘の立つ乗越浄土(写真=アツモリさん
木曽駒ヶ岳山頂から南アルプス方面を望む(写真=アツモリさん

行程・コース

最適日数:日帰り 3時間30分
総歩行距離:4,036m /上り標高:501m 下り標高:501m
行程:千畳敷(08:00)・・・乗越浄土(09:00)・・・宝剣山荘(09:05)・・・中岳(09:25)・・・木曽駒ヶ岳(09:55)・・・中岳(10:20)・・・宝剣山荘(10:35)・・・乗越浄土(10:40)・・・千畳敷(11:30)※コースタイムは無雪期の参考値です
高低図
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