初夏に登りたい! ワンデイで楽しめる残雪百名山

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初夏は残雪登山が楽しい季節。日帰りで登れる残雪の百名山を紹介しよう。

構成=山と溪谷オンライン、イメージ写真=残雪期の月山(写真=masapさん)

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乗鞍岳(のりくらだけ/長野県・岐阜県/3026m)。日帰りできる3000m峰

岐阜県側から眺めると馬の鞍に似ているところから「鞍ヶ峰(くらがね)」と呼ばれた乗鞍岳。裾野を大きく広げた山容で、バックカントリースキーを楽しむ人も多い。大型連休の時期は春山バスで位ヶ原(くらいがはら)まで入れるため、残雪期に日帰りできる3000mとあって人気で、晴天になると大勢の登山者やスキーヤーでにぎわう。アクセスのバスはかなり混雑することを覚悟しておこう。

残雪期の登山の起点は位ヶ原。広大な斜面を登りながら振り返れば、穂高連峰をはじめ北アルプスの山々が美しい。一方で広い地形のため、視界がわるいときは現在地の確認をこまめに行なうなど、道迷い対策は必須だ。最高峰の剣ヶ峰に立てば、御嶽山や白山、中央アルプス、南アルプスといった山々の大パノラマがすばらしい。ただし、短時間で登れるとはいえ標高が高いので、ペース配分に注意して、水分をしっかりとるなどの高山病対策も忘れずに。

登りの途中で振り返ると穂高連峰が(写真=かえる隊長さん
山頂で北アルプスを展望する(写真=かえる隊長さん
大勢の登山者でにぎわう連休の乗鞍岳(写真=かえる隊長さん

行程・コース

最適日数:日帰り 4時間50分
総歩行距離:6,618m /上り標高: 696m 下り標高: 696m
行程:位ヶ原山荘(08:00)・・・肩ノ小屋(09:50)・・・乗鞍岳(10:40)・・・肩ノ小屋(11:20)・・・位ヶ原山荘(12:50)※コースタイムは無雪期の参考値です
高低図
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