いよいよ山の日! 夏休みに親子で登りたい東京の山
8月11日の国民の祝日「山の日」が今年もやってくる。今年の「山の日」全国大会の開催地は首都・東京。1400万人が暮らす大都市だが、実は自然豊かで、多様な山登りが楽しめるのだ。数ある東京の山のなかから、この夏休みに親子で登りたい山を厳選して紹介しよう。
文=山と溪谷オンライン、トップ写真=えいちゃん(雲取山)
雲取山(くもとりやま)
2017m
なんといっても東京都最高峰。いつかは親子で登りたい山
東京都民で山が好きなら、一度は登りたいのが最高峰の雲取山。展望がすばらしく、登山コースも変化があって飽きさせない。山梨、埼玉の県境にあり、さまざまなコースが拓かれているが、ロングコースも多いので、親子登山の一つの目標にしてもよいだろう。子どもと登るなら、一番人気の鴨沢からのコースが歩きやすい。健脚自慢の大人なら日帰りも可能だが、行程が長いので、1泊2日で計画したい。小学校高学年以上で、親も子も山歩きに慣れていることが条件になる。
奥多摩駅から起点となる鴨沢(かもさわ)へはバスが利用できる。日帰りの予定ならマイカーを利用して早朝に出発しよう。登り尾根をたどって七ツ石山(ななついしやま)に登り詰めると、雲取山から東に延びる長大な石(いし)尾根に合流する。開放感のある尾根は富士山を眺めながら楽しく歩けるが、夏の暑い日は日差し対策を忘れずに。小雲取山への急登を越え、雲取山避難小屋を過ぎるとついに山頂だ。北側に位置する雲取山荘に宿泊して、2日目は往路を戻ろう。
MAP&DATA
【2日目】4時間
【2日目】雲取山荘・・・雲取山・・・小雲取山・・・奥多摩小屋跡・・・ブナ坂・・・七ツ石小屋・・・堂所・・・小袖乗越・・・鴨沢
今がいい山、棚からひとつかみ
山はいつ訪れてもいいものですが、できるなら「旬」な時期に訪れたいもの。山の魅力を知り尽くした案内人が、今おすすめな山を本棚から探してお見せします。
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