8月11日にTJARが開幕! 今年も熱い戦士たちが日本の屋根を駆け抜ける

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「日本一過酷な山岳レース」と名高い山岳レース「トランスジャパンアルプスレース」(通称TJAR)が8月11日0時にスタートする。日本アルプスを縦断するレースなだけに、期間中アルプスでの登山を予定している登山者にとっては、選手と山中で出会うシチュエーションもあるだろう。山に行く予定のない人でも、本大会はGPSトラッキングで各選手の現在地が確認できる。今回はスタートを控えたTJARの見どころを解説! どのように観戦するか、マナーやルールはあるのかといった観戦ガイドも掲載しているのでチェックしてみよう!

文・写真=中島英摩

目次

観戦ガイド

屈強な戦士たちをこの目で見てみたい! 応援したい! という人もいるだろう。

まずはTJARのルールとして、選手への物品の受け渡し(差し入れやゴミの回収など)や伴走・並走は禁止されていることに注意したい。また、国立・国定公園内でののぼり旗や横断幕も控えるよう注意喚起がされている。

3つのアルプスでは、アクセスしやすい立山(たてやま)・一ノ越(いちのこし)、上高地(かみこうち)・小梨平(こなしだいら)、木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)などに人気が集まる。選手と同様に南下して歩いてもよいが、なにせコースタイムよりもずっと速い彼ら。縦走も楽しみながらできるだけたくさんの参加者を応援するには、ボリュームゾーンとなる時間帯にコースを北上するのがおすすめ。小屋や幕営地に停泊するのも1つの方法だが、小屋のルールはしっかり守ること。また、ほかの登山者に迷惑をかけないよう、夜間の応援は控えること。

山と山を繋ぐ舗装路区間では、スーパーなどに寄る選手も多い。山麓も応援しやすいが、くれぐれも急停車や路駐は避け、安全に配慮したい。ゴール地点の大浜海岸は多くの応援者であふれる、観戦の最大ポイント。駐車場がないため、公共交通機関路利用しよう。

現地に行けない人も、インターネットを通じて観戦・応援ができる。選手の動向は、GPSトラッキングサービス「IBUKI」から確認できる。また、大会公式のFacebookInstagram、カメラマンチームによる写真投稿、Youtubeチャンネルなどをチェックしてみよう。

山中や小屋付近、山麓で選手を見かけることもあるかもしれない。自分や選手、周りの人の安全やマナーに配慮して応援しよう

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