首都圏起点で秋を満喫。関東甲信越のおすすめの山【紅葉コースガイド2025】
10月に入ると、関東甲信越の山々も紅葉の季節を迎える。山歩きのガイドブックなどを数多く手がけるライターの石丸哲也さんが厳選した、首都圏起点のおすすめの山を紹介しよう。
文・写真=石丸哲也
目次
湖に映える外輪山の綾錦を楽しむ 赤城山(あかぎやま)
群馬県/1828m(黒檜山)
紅葉の見頃 10月上旬〜10月中旬
上毛三山(じょうもうさんざん)で最も高く、日本百名山でもある赤城山は山全体の総称。山頂部の中心にある火口湖・大沼(おの)を囲む外輪山などに数多の峰があり、最高峰の黒檜山(くろびやま)が主峰とされる。標高の割に紅葉は早く、山上のミズナラやブナ、カエデ類の紅葉は例年10月上旬ごろだ。
コースは赤城ひろば前から大沼湖畔を歩いて、北東岸の登山口から登山道へ。外輪山に登り着けばすぐ北が黒檜山山頂。その先の天空の広場では尾瀬、日光、谷川連峰や武尊山(ほたかやま)の山岳パノラマが広がる。外輪山を南下し、駒ヶ岳(こまがたけ)を越えて鳥居峠(とりいとうげ)に着けば眼下に覚満淵(かくまんぶち)、大沼の展望が広がる。小さな湖の周囲に湿原が発達して小尾瀬とも呼ばれる覚満淵で草もみじを愛でて赤城ひろば前へ戻る。
MAP&DATA
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プロフィール
石丸哲也
東京に生まれ育つ。オールラウンドな登山を経て、山岳ライター、登山・ツアーの講師などとして活動している。
山頂に立つことだけを目的とするのでなく、山を旅する感覚で、登るプロセスや自然にふれることを大切にして山を楽しむことを心がけている。
国内では北海道の利尻山から屋久島の宮之浦岳まで全国の山を登り、海外ではペルーアンデス、ヨーロッパアルプス、北米のヨセミテ、メキシコ、カムチャツカなどの山に足あとを残す。
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