真冬に満開を迎える花園。 寒さに負けずに咲くロウバイの名山・名所へ
真冬の寒さが身にしみる季節だが、立春を前にして花を咲かせる植物もある。その代表格が中国原産のロウバイ(蝋梅)。黄金色の花は字通り蝋細工のようにつややかで、冬枯れの里山にひときわ明るい彩りを添える。甘くさわやかな香りを漂わせるロウバイをめでるハイキングは、一足早く春の訪れを感じることができる。1月下旬から3月上旬にかけて、関東周辺でロウバイの花を観賞できる山歩きコースとスポットを紹介しよう。
構成=山と溪谷オンライン、トップ写真=飯山ロウバイの丘(しろくまさん)
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関東のロウバイの名所といえばここ 宝登山(ほどさん)
埼玉県長瀞町/469m
火災盗難よけ・諸難よけで知られる寳登山(ほどさん)神社で有名なこの山は、荒川河畔にそびえる。頂上付近までロープウェイが開通しているため、気軽に自然の中を散策したり、神社を参拝したりと、年間を通してハイカーでにぎわっている。
山頂一帯には約3,000本のロウバイが花を咲かせるろうばい園がある。ロウバイの名所としては関東随一の知名度を誇り、初詣からロウバイ、ウメの花期となる冬〜春には、特に訪れる人が多い。秩父方面の市街地を見下ろし、武甲山(ぶこうさん)や両神山(りょうかみさん)といった秩父の名山の展望も魅力的。ロウバイを楽しんだ後は荒川の長瀞岩畳(ながとろいわだたみ)でピクニックを楽しむもよし、長瀞ライン下りに挑戦するもよし。歩き足りない人には、長瀞アルプスと呼ばれる周辺の山の縦走がおすすめだ。
MAP&DATA
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今がいい山、棚からひとつかみ
山はいつ訪れてもいいものですが、できるなら「旬」な時期に訪れたいもの。山の魅力を知り尽くした案内人が、今おすすめな山を本棚から探してお見せします。
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