真冬に満開を迎える花園。 寒さに負けずに咲くロウバイの名山・名所へ

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真冬の寒さが身にしみる季節だが、立春を前にして花を咲かせる植物もある。その代表格が中国原産のロウバイ(蝋梅)。黄金色の花は字通り蝋細工のようにつややかで、冬枯れの里山にひときわ明るい彩りを添える。甘くさわやかな香りを漂わせるロウバイをめでるハイキングは、一足早く春の訪れを感じることができる。1月下旬から3月上旬にかけて、関東周辺でロウバイの花を観賞できる山歩きコースとスポットを紹介しよう。

構成=山と溪谷オンライン、トップ写真=飯山ロウバイの丘(しろくまさん

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12,000本のロウバイが咲き誇る 安中市「ろうばいの郷」と「新井ろう梅園」

群馬県安中市

群馬県安中市松井田町上増田地区の「ろうばいの郷」では、3200haの園内に1,200株12,000本のロウバイが咲き誇る。運営する農事組合法人が丹精したロウバイは例年1月中旬から開花し、2月にかけてみごとな花を咲かせる。入場は9時~16時、入場料400円(小学生以下無料)。また、同市松井田町新井地区には「新井ろう梅園」(入場無料)もあり、こちらも700株7,000本のロウバイが咲くので、ハシゴをするのも楽しそうだ。どちらも園内で切り花や野菜などを販売しているので、地元農産物をおみやげにしよう。

安中市の「ろうばいの郷」(写真=PIXTA)
安中市の「ろうばいの郷」(写真=PIXTA)
安中市の「ろうばいの郷」ではフクジュソウも咲く(写真=PIXTA)
安中市の「ろうばいの郷」ではフクジュソウも咲く(写真=PIXTA)

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