真冬に満開を迎える花園。 寒さに負けずに咲くロウバイの名山・名所へ

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真冬の寒さが身にしみる季節だが、立春を前にして花を咲かせる植物もある。その代表格が中国原産のロウバイ(蝋梅)。黄金色の花は字通り蝋細工のようにつややかで、冬枯れの里山にひときわ明るい彩りを添える。甘くさわやかな香りを漂わせるロウバイをめでるハイキングは、一足早く春の訪れを感じることができる。1月下旬から3月上旬にかけて、関東周辺でロウバイの花を観賞できる山歩きコースとスポットを紹介しよう。

構成=山と溪谷オンライン、トップ写真=飯山ロウバイの丘(しろくまさん

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神流湖近くのロウバイの穴場 桜山公園(さくらやまこうえん)

群馬県藤岡市/591m

神流湖(かんなこ)の北に位置する桜山はかつて虚空蔵山とも呼ばれ、山頂には南北朝時代の板碑が収められた覆堂が残されている。周辺は桜山公園として整備され、国の名勝および天然記念物に指定されている冬桜の名所だが、約150本のロウバイが植えられており、開花を楽しみにしている藤岡市民も多い。山頂付近まで車道が通っているため、登山はちょっと・・・という家族や友人を誘って出かけるにもよい。ロウバイ園は公園の第3の広場と第2駐車場を結ぶ道路の上側で、散策路を歩きながら花を観賞できる。サクラやロウバイのほか、ツバキ、ツツジ、サルスベリ、フクジュソウといった花もあるので、季節を変えて通う人も多い山だ。

桜山公園のロウバイ(写真=SARU36)
桜山公園のロウバイ(写真=SARU36
桜山公園のロウバイ(写真=SARU36)
桜山公園のロウバイ(写真=SARU36

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