2月に人気の山はどこ?みんなの登山記録からオススメの山をピックアップ!

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構成・文=山と溪谷オンライン、トップ写真=しろくまさん

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2月によく登られている山はどこ?

立春を過ぎたものの、日本海側や北日本を中心に記録的な大雪となっている。厳冬期の時期、高山だけではなくても場所によっては積雪があり、今後も雪が増えてくることが充分考えられるので、最新情報を確認して計画を立てたい。そんな2月、どんな山が登られているのか、「みんなの登山記録」をひも解いてみよう(2024年2月の記録調べ)。

2月は全国的に低山を中心にさまざまな山々が登られている一方、雪山登山や氷瀑を見に行く記録も。東北以北では森吉山(もりよしざん・もりよしやま)、磐梯山(ばんだいさん)、八甲田山(はっこうださん)、八幡平(はちまんたい)、蔵王(ざおう)など。上信越では浅間山(あさまやま)周辺や谷川岳(たにがわだけ)周辺、武尊山(ほたかやま)、飯綱山(いいづなやま)などが登られている。関東北部では赤城(あかぎ)山系が一番多く、次いで那須岳(なすだけ)、筑波山(つくばさん)。ほか栃木の山々や日光周辺などが登られていた。

関東南部は主要エリアごとに見ていくと、奥武蔵・秩父周辺では宝登山(ほどさん)や日和田山(ひわださん・ひわだやま)、大高取山(おおたかとりやま)、龍崖山(りゅうがいさん)などをはじめ、さまざまな低山が登られている。奥多摩では大岳山(おおだけさん)、御前山(ごぜんやま)のほか雲取山(くもとりやま)、御岳山(みたけさん)、日の出山(ひのでやま)など。中央線沿線では高尾山(たかおさん)が一番多く、次いで小仏城山(こぼとけしろやま)、景信山(かげのぶやま)、陣馬山(じんばさん)などをさまざまな山が登られている。丹沢では塔ノ岳(とうのだけ)が一番多く、次に大山(おおやま)、丹沢山(たんざわさん)が続く。富士・箱根・伊豆周辺では金時山(きんときやま)、湯河原の城山(しろやま)が多かった。湘南・三浦半島の山も多く、二宮吾妻山(にのみやあづまやま)や曽我(そが)丘陵、湘南平(しょうなんだいら)などがよく登られていた。房総では伊予ヶ岳(いよがたけ)、大福山(だいふくざん・だいふくやま)などが登られていた。

八ヶ岳周辺は赤岳(あかだけ)が多く、ほか阿弥陀岳(あみだだけ)、縞枯山(しまがれやま)、蓼科山(たてしなやま)、天女山(てんにょさん)など。アルプス周辺では、北アルプスの焼岳(やけだけ)や西穂高岳(にしほたかだけ)、中央アルプスの木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)、南アルプスの仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ)などが登られていた。

東海・北陸・近畿では六甲(ろっこう)山系が多いほか、岐阜や愛知、京都の山々がよく登られていた。ほか静岡、岐阜、愛知、滋賀、兵庫などのさまざまな低山が登られている。中四国では大山(だいせん)、九州では阿蘇山(あそさん)やくじゅう山系がよく登られていた。

それでは、2月に登られていた山々からいくつかピックアップして、以下紹介しよう。

なお各コースには、「コース詳細ページへ」のリンクを設けてある。山と溪谷オンラインへの会員登録(無料)・ログインが前提となるが、コースデータを自分の登山計画にコピーしたり、コースデータのGPXデータをダウンロードできるのでご利用いただきたい。そして山歩き後は登山記録を作成して、「みんなの登山記録」で公開してみよう!

森吉山(もりよしざん・もりよしやま)

秋田県/1454m

石森手前から森吉山山頂方面(写真=イケ

秋田県内陸部にあり、古来より多くの信仰を集めてきた森吉山。山頂からは奥羽山脈をはじめ島海山まで望める。なだらかな山容の頂上部周辺は、アオモリトドマツなどの原生林が覆い、冬は樹氷が観賞できることでも知られる。

登山コースは、様田コース(こめつがコース)や松倉コース、ヒバクラコースなど複数あるが、森吉山阿仁(あに)スキー場のゴンドラを利用してよく登られる。この時期は完全な冬山なので、相応の装備や技術が必要だ。

スノーモンスター群(写真=イケ

MAP&DATA

高低図
最適日数:日帰り
コースタイム: 3時間15分
行程:山頂駅・・・石森・・・阿仁避難小屋・・・森吉山・・・阿仁避難小屋・・・石森・・・山頂駅
総歩行距離:約5,120m
累積標高差:上り 約352m 下り 約352m
コース定数:11
アドバイス:上記タイムは無雪期の場合なので積雪期は多めに考慮を

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みんなの登山記録から、月ごとにオススメの山をご紹介

どんな山が登られているのか、みんなの登山記録をひも解いて、月ごとにオススメの山をピックアップしてご紹介します。

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