3月に人気の山はどこ？みんなの登山記録からオススメの山をピックアップ！

3月によく登られている山はどこ？

3月に入り春の花が楽しみな季節がやってきた。しかし、場所や日にちによっては寒暖差が激しく、北日本や中級山岳、高山はまだ雪山。今後変わりやすい天気になってくるので、事前の情報収集をしっかりと行ない計画したい。そんな3月、どんな山が登られているのか「みんなの登山記録」をひも解いてみよう（2024年3月の記録調べ）。

全国的に低山を中心にさまざまな山々が登られている一方、雪山登山の記録も。低山については春の花を目当ての記録が多い。東北以北では八幡平（はちまんたい）、森吉山（もりよしざん・もりよしやま）、吾妻山（あづまやま）、安達太良山（あだたらやま）のほか、宮城の太白山（たいはくさん）や山形の高館山（たかだてやま）などの低山も登られていた。上信越では四阿山（あずまやさん）、谷川岳（たにがわだけ）周辺、浅間山（あさまやま）周辺のほか、新潟の角田山（かくだやま）などの低山も登られている。関東北部では栃木の三毳山（みかもやま）と茨城の筑波山（つくばさん）が多かった。

関東南部は主要エリアごとに見ていこう。奥武蔵・秩父周辺では日和田山（ひわださん・ひわだやま）、天覧山（てんらんざん）、天覚山（てんかくさん）、関八州見晴台（かんはっしゅうみはらしだい）などが多かった。ほか登られていたのは武甲山（ぶこうさん）、伊豆ヶ岳（いずがたけ）、四阿屋山（あずまやさん）、多峯主山（とうのすやま）、柏木山（かしわぎやま）、龍崖山（りゅうがいさん）、二子山（ふたごやま）、破風山（はっぷさん）、仙元山（せんげんやま）、大霧山（おおぎりやま）、物見山（ものみやま）など。

奥多摩では御岳山（みたけさん）、日の出山（ひのでやま）、大岳山（おおだけさん）、本仁田山（ほにたやま）、赤ぼっこ、三頭山（みとうさん）、御前山（ごぜんやま）などが多かった。ほか登られていたのは雲取山（くもとりやま）、川苔山（かわのりやま）、浅間嶺（せんげんれい）、高水三山（たかみずさんざん）、今熊山（いまくまやま）など。

中央線沿線では高尾山（たかおさん）が一番多く、次いで小仏城山（こぼとけしろやま）、陣馬山（じんばさん）、景信山（かげのぶやま）などが多かった。ほか登られていたのは生藤山（しょうとうさん）、権現山（ごんげんやま）、岩殿山（いわどのさん）、高川山（たかがわやま）、本社ヶ丸（ほんじゃがまる）、高柄山（たかつかやま）、倉岳山（くらたけやま）、高畑山（たかはたやま）、滝子山（たきごやま）、鷹取山（たかとりやま）など。

丹沢では大山（おおやま）が一番多く、次に塔ノ岳（とうのだけ）、鍋割山（なべわりやま）、丹沢山（たんざわさん）が続く。富士・箱根・伊豆周辺では金時山（きんときやま）、湯河原の幕山（まくやま）、沼津アルプス、湘南・三浦半島では鎌倉アルプスが多かった。ほか房総の低山や伊豆大島の三原山（みはらやま）などもよく登られていた。

八ヶ岳周辺は蓼科山（たてしなやま）、北横岳（きたよこだけ）、天狗岳（てんぐだけ）、縞枯山（しまがれやま）、美ヶ原（うつくしがはら）、霧ヶ峰（きりがみね）など。アルプス周辺では、北アルプスの西穂高岳（にしほたかだけ）や爺ヶ岳（じいがたけ）、中央アルプスの木曽駒ヶ岳（きそこまがたけ）や麦草岳（むぎくさだけ）、南アルプス周辺では入笠山（にゅうかさやま）、身延山（みのぶさん）などが登られていた。

東海・北陸・近畿では六甲（ろっこう）山系や北摂（ほくせつ）の山々、金剛（こんごう）山系が多かった。そのほか小辺路（こへち）が通る伯母子岳（おばこだけ）、伊勢路（いせじ）が通る八鬼山（やきやま）など、熊野古道の山々もよく登られていた。ほか静岡、愛知、滋賀、奈良、大阪、兵庫などのさまざまな低山が登られている。

中四国では大山（だいせん）が一番多く、ほか氷ノ山（ひょうのせん）、三瓶山（さんべさん）、石鎚山（いしづちさん）など。九州では阿蘇山（あそさん）や祖母山（そぼさん）、由布岳（ゆふだけ）、くじゅう山系、雲仙岳（うんぜんだけ）、霧島（きりしま）山系、屋久島の宮之浦岳（みやのうらだけ）などがよく登られていた。

それでは、3月に登られていた山々からいくつかピックアップして、以下紹介しよう。

なお各コースには、「コース詳細ページへ」のリンクを設けてある。山と溪谷オンラインへの会員登録（無料）・ログインが前提となるが、コースデータを自分の登山計画にコピーしたり、コースデータのGPXデータをダウンロードできるのでご利用いただきたい。そして山歩き後は登山記録を作成して、「みんなの登山記録」で公開してみよう！