伊豆を満喫する絶景低山と海岸沿いのトレイル歩き

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読者レポーターより登山レポをお届けします。なおさんは伊豆山稜線歩道と南伊豆歩道を歩く1泊2日の山旅へ。

文・写真=なお


一泊二日で西伊豆&南伊豆を歩きました。1日目は伊豆山稜線歩道の船原峠(ふなばらとうげ)からだるま山高原レストハウスまで、2日目は南伊豆歩道を、伊豆半島の最南端・石廊崎(いろうざき)から入間(いるま)まで、というコースです。

駿河湾ビューと気持ちのよい稜線歩き。伊豆山稜線歩道

8時20分、修善寺(しゅぜんじ)駅発のバスに乗り、船原峠口で下車。30分程ロードを歩くと、船原峠に到着します。9時30分ごろ、山行をスタートしました。

伊豆山稜線歩道 船原峠
スタート地点の船原峠

山道とロードが交互に現われます。歩き始めるとすぐに海が見え始めました。

伊豆山稜線歩道 ロードから見える景色
ロードから見える景色

土肥(とい)駐車場を越え、伽藍山(がらんざん)に向かうあたりから、一気に伊豆らしい風景に変わります。

伊豆山稜線歩道 ササの間を通る登山道
ササの間を通る登山道

後ろを振り向くとこの光景が!

伊豆山稜線歩道 伽藍山への登り道
伽藍山への登り道

伽藍山を越え、一度ロードに出て再び山道に入ると、富士山が見えてきます。残念ながら山頂に雲がかかっていました。

伊豆山稜線歩道 古稀山(こきやま)に向かう道
古稀山(こきやま)に向かう道

10時30分ごろ、古稀山に到着。景色がとてもいいです。

伊豆山稜線歩道 古稀山山頂
古稀山山頂

続いて、11時ごろに達磨山(だるまやま)へ到着。すぐ近くに駐車場があるので、普段登山をしない方にも登りやすい山です。山頂は三六〇度、景色がいいです。

伊豆山稜線歩道 達磨山山頂
達磨山山頂
伊豆山稜線歩道 達磨山からの景色
達磨山からの景色

その後は、小達磨山を通り、金冠山(きんかんざん)へ向かいます。凍っていた道が融けたのか、地面がとてもドロドロでかなり注意が必要でした。

12時15分ごろ、金冠山に到着。富士山にかかっていた雲がかなり減り、ほぼ全容が見えました!

伊豆山稜線歩道 金冠山山頂からの景色
金冠山山頂からの景色

金冠山の山頂は比較的広いので、暖かければのんびりコーヒータイムをしたいところですが、この日は風が強くとても寒かったので断念。

13時ごろ、だるま山高原レストハウスに下り、バスで修善寺駅に戻りました。その後は、「天城越え」の歌詞にある浄蓮(じょうれん)の滝を見に行き、温泉に入り、下田市内で宿泊しました。

浄蓮の滝
浄蓮の滝
天城越え
天城越え

MAP&DATA

高低図
ヤマタイムで周辺の地図を見る
最適日数:日帰り
コースタイム: 4時間55分
行程:スタート地点・・・旧船原峠・・・伽藍山・・・達磨山・・・戸田峠・・・金冠山・・・だるま山高原レストハウス
総歩行距離:約12,100m
累積標高差:上り 約886m 下り 約703m
コース定数:22
NEXT港町に立ち寄り、南伊豆歩道を歩く
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この記事に登場する山

静岡県 / 箱根山・伊豆半島

達磨山 標高 982m

 富士山を眺める展望台はあちこちにあるが、この達磨山からは真っ青な駿河湾を前面に配し、富士山の全容を見ることができる。特に雪をまとった富士山は、ことのほか美しく、まさに登る山ではなく見る山だと改めて思う。  達磨山は標高982mだが、一等三角点補点で、さえぎるものがない展望は、駿河湾の向こうに愛鷹(あしたか)連峰、富士山、箱根の山々、丹沢山塊、安倍山系が望め、その奥には大きな南アルプスの展望も得られる。  達磨山の北方には小達磨、金冠山、奥山が、南方には古稀山、伽藍山(がらんやま)といった小さなピークが続く。稜線はササにびっしり覆われているが、西風が強いためか背が低く歩きやすい。  現在伊豆半島のほとんどの尾根にはスカイラインが走っている。船原峠から戸田(へた)峠に通じる西伊豆スカイラインを利用すれば、達磨山へは10分とかからない。

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