【関西編】GWは「安近短」の山へ！トータル3時間以内で楽しめる低山5選

もうすぐゴールデンウィークがやってくる。2025年の連休は、近場でゆっくり……という人も多いはず。ということで、連休は日帰りで気軽に自然を満喫したい！という方のために、歩行時間は最大でもトータル2～3時間程度、標高差も少ない関西の山をピックアップ。

文・写真＝根岸真理

山歩きも古都観光も楽しめる！大文字山（だいもんじやま）

京都府京都市／465m

京都東山（きょうとひがしやま）連峰の南端・伏見桃山（ふしみももやま）から、比叡山（ひえいざん）、大原、鞍馬（くらま）、高雄（たかお）を経て嵐山（あらしやま）、苔寺（こけでら）まで全長約84kmの京都一周トレイルが延びている。自然豊かな森林や、歴史ある寺社仏閣なども含んだ変化に富んだコースで、特に東山エリアの部分はアクセスがよく、自由なコース取りで楽しむことができる。

ハイライトとも言えるのが、蹴上（けあげ）駅からすぐ、琵琶湖疏水のインクラインをくぐる「ねじりまんぽ」というレンガ造りのトンネルからスタートし、大文字山方面をめざすパート。山頂手前の四つ辻でトレイルを離れて大文字山へ。山頂からは「京五山送り火」の第一、大文字の火床（ひどこ）を通って銀閣寺の裏手へ。変化に富んだコースで、ビュースポットも点在。登山道も道標もしっかり整備されていて、歩きやすい。下山後は哲学の小径を歩いて南禅寺（なんぜんじ）へ。道沿いには寺社仏閣やカフェなど、立ち寄りスポットも多く、下山グルメも楽しめる。

MAP＆DATA

高低図

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最適日数：日帰り

コースタイム： 3時間5分

行程：蹴上駅・・・日向大神宮・・・七福思案処・・・大文字山・・・火床・・・銀閣寺橋・・・蹴上駅

総歩行距離：約8,906m

累積標高差：上り約562m　下り約562m

コース定数：14

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プロフィール

根岸真理（ねぎし・まり）

六甲山西端の神戸市須磨区生まれ。現在は六甲山東端の宝塚市在住。アウトドア系を得意とするフリーライター。親に連れられ、歩き始めると同時に須磨の山に登っていたため六甲登山歴60年。アルパイン歴は約30年。神戸新聞「青空主義」欄で月に1回六甲山の情報（六甲山大学）を発信中。主な著書に『六甲山を歩こう！』『六甲山シーズンガイド春夏』『六甲山シーズンガイド秋冬』など。兵庫県立六甲山ガイドハウスで「山の案内人」ボランティア活動中。