【関西編】GWは「安近短」の山へ!トータル3時間以内で楽しめる低山5選
もうすぐゴールデンウィークがやってくる。2025年の連休は、近場でゆっくり……という人も多いはず。ということで、連休は日帰りで気軽に自然を満喫したい!という方のために、歩行時間は最大でもトータル2~3時間程度、標高差も少ない関西の山をピックアップ。
文・写真=根岸真理
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春日大社の聖域として千年以上守られてきた豊かな森春日山原始林・若草山(かすがやまげんしりん・わかくさやま)
奈良県奈良市/342m
古来より春日大社(かすがたいしゃ)の聖域として守られてきた春日山原始林は、国の特別天然記念物で、世界遺産にも指定されている。周回するように作られた全長9.4kmの遊歩道は、市街地からすぐの場所にありながら、豊かな自然環境が楽しめるトレイルで、道もよく整備されている。
近年インバウンド客の増加が著しく、奈良公園周辺は人でごった返すことも少なくないが、森の中の道は別世界。春日山遊歩道入口からは、石仏が点在する沢沿いの柳生(やぎゅう)街道・滝坂の道と、森の中をゆく妙見宮(みょうけんぐう)経由のトラバース道があり、妙見宮周辺は青モミジも美しい。若草山(わかくさやま)は有料エリアだが、シカがのんびりと草を食む姿と奈良盆地を一望する絶景が楽しめるので、ぜひ立ち寄りたい。
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プロフィール
根岸真理(ねぎし・まり)
六甲山西端の神戸市須磨区生まれ。現在は六甲山東端の宝塚市在住。アウトドア系を得意とするフリーライター。親に連れられ、歩き始めると同時に須磨の山に登っていたため六甲登山歴60年。アルパイン歴は約30年。 神戸新聞「青空主義」欄で月に1回六甲山の情報(六甲山大学)を発信中。主な著書に『六甲山を歩こう!』『六甲山シーズンガイド春夏』『六甲山シーズンガイド秋冬』など。兵庫県立六甲山ガイドハウスで「山の案内人」ボランティア活動中。
ゴールデンウィークに登りたい山
2025年のGWは、4月26日(土)から5月6日(火・振替休日)。前半は飛び石連休ですが、5月3日(土)から5月6日は4連休となります。 この大型連休をどのように過ごしますか? 長距離縦走から登山と観光を混ぜた計画まで、GWだからこそできる登山のプランを紹介します。
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