初夏の高原を染め上げる花。レンゲツツジが咲く山コースガイド

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初夏の山を彩る花の代表格がツツジ。日本に生育するツツジの種類は50を超えるが、なかでもレンゲツツジはオレンジの大きな花を咲かせ、ひときわ存在感のあるツツジだ。初夏から梅雨の時期にかけて、レンゲツツジに出合える山を紹介しよう。

構成=山と溪谷オンライン

目次

“ツツジの楽園”でオレンジの鮮やかな花を楽しむ 赤城山(あかぎさん、あかぎやま)

群馬県/1674m(地蔵岳)

赤城山 覚満淵のレンゲツツジ(写真=クブ)
赤城山 覚満淵のレンゲツツジ(写真=クブ

群馬県の上毛三山のひとつに数えられる赤城山は、ツツジの山として知られている。春のアカヤシオに始まり、シロヤシオ、ムラサキヤシオ、トウゴクミツバツツジなどのツツジがあるが、なかでも最も多いのがレンゲツツジだ。

レンゲツツジの一番の群落は新坂平の白樺牧場内にある大群落だが、赤城山一帯の各所に見られるので、登山者であれば、地蔵岳(じぞうだけ)や鈴ヶ岳(すずがたけ)、黒檜山(くろびやま)などへと足を延ばしたい。新坂平(しんさかだいら)周辺の見頃は6月中旬だが、山の上のほうに咲くレンゲツツジは下旬でも楽しめる。

見赤城山 晴山登山口のレンゲツツジ(写真=モーちゃん)
見晴山登山口のレンゲツツジ(写真=モーちゃん
レンゲツツジ(左)とヤマツツジ(写真=モーちゃん)
レンゲツツジ(左)とヤマツツジ(写真=モーちゃん

MAP&DATA

高低図
最適日数:日帰り
コースタイム: 3時間50分
行程:赤城公園ビジターセンター・・・鳥居峠・・・小沼平分岐・・・長七郎山・・・沼尻・・・八丁峠・・・地蔵岳・・・新坂平分岐・・・赤城公園ビジターセンター
総歩行距離:約8,000m
累積標高差:上り 約492m 下り 約492m
コース定数:15
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山を歩く、花を楽しむ

全国で人気の花の山、関東周辺「花の百名山」のコースガイドや、花に関するコラムを掲載。

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