初夏の高原を染め上げる花。レンゲツツジが咲く山コースガイド

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初夏の山を彩る花の代表格がツツジ。日本に生育するツツジの種類は50を超えるが、なかでもレンゲツツジはオレンジの大きな花を咲かせ、ひときわ存在感のあるツツジだ。初夏から梅雨の時期にかけて、レンゲツツジに出合える山を紹介しよう。

構成=山と溪谷オンライン

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富士山とレンゲツツジの競演 甘利山(あまりやま)

山梨県/1731m

海のようにレンゲツツジが広がる甘利山(写真=はにわ)
海のようにレンゲツツジが広がる甘利山(写真=はにわ

南アルプスの前衛、鳳凰三山(ほうおうさんざん)の東側にある甘利山はレンゲツツジがみごとに咲く山として人気がある。例年は6月上旬〜中旬が見頃で、この時期は平日でもかなりの人出となるため、早出早着を心がけよう。開花情報は韮崎市観光協会のウェブサイトが詳しい。

登山口となる広河原(ひろがわら)駐車場からは約30分で山頂に着くので、ファミリーでも楽しめるのが特徴。約15万株のレンゲツツジが斜面一面に咲くので、麓の街である韮崎からでも山肌を彩るのが見えるほどだ。甘利山往復では歩き足りないという人は、千頭星山(せんとうぼしやま)まで行くのがよいだろう。

甘利山の富士山バックのレンゲツツジは、絵になるので写真愛好家にとっても絶好のポイントとなっている。

甘利山山頂(写真=はにわ)
甘利山山頂(写真=はにわ
甘利山 富士山をバックに咲くレンゲツツジ(写真=ちっさん)
富士山をバックに咲くレンゲツツジ(写真=ちっさん

MAP&DATA

高低図
最適日数:日帰り
コースタイム: 4時間20分
行程:広河原駐車場・・・甘利山・・・大西峰・・・千頭星山・・・大西峰・・・甘利山・・・広河原駐車場
総歩行距離:約7,400m
累積標高差:上り 約670m 下り 約670m
コース定数:17
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山を歩く、花を楽しむ

全国で人気の花の山、関東周辺「花の百名山」のコースガイドや、花に関するコラムを掲載。

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