6月に人気の山はどこ?みんなの登山記録からオススメの山をピックアップ!

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構成・文=山と溪谷オンライン、トップ写真=samj

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6月によく登られている山はどこ?

6月は梅雨の季節。一方、花々が美しい時期でもある。そんな6月にどんな山が登られているのか「みんなの登山記録」をひもといてみよう(2024年6月の記録調べ)。ただし2025年は各所で残雪が多く、昨年と状況が大きく異なるエリアもあるので注意が必要だ。計画の際は事前に現地最新情報を確認し、必要に応じて滑り止めなどの装備持参も検討してほしい。

6月は低山がよく登られているものの、5月と比べて北日本の山や中級山岳の山々の記録が増えていた。また前述の通り花々が美しい時期のため、高山植物を目当てにした記録が多かった。北海道では大雪山系の旭岳(あさひだけ)、ニセコアンヌプリ、斜里岳(しゃりだけ)、羊蹄山(ようていざん)など。東北では秋田駒ヶ岳(あきたこまがたけ)、八幡平(はちまんたい)、焼石岳(やけいしだけ)、蔵王(ざおう)、吾妻(あづま)山系がよく登られていた。ほか岩手山(いわてさん)、岩木山(いわきさん)、八甲田山(はっこうださん)、早池峰山(はやちねさん)、森吉山(もりよしざん)、朝日連峰(あさひれんぽう)、安達太良山(あだたらやま)などがよく登られていた。

焼石岳のハクサンイチゲ(写真=murozo

上信越では平標山(たいらっぴょうやま)が一番多く、次いで谷川岳(たにがわだけ)、仙ノ倉山(せんのくらやま)もよく登られていた。ほか苗場山(なえばさん)、四阿山(あずまやさん)、高妻山(たかつまやま)、浅草岳(あさくさだけ)、黒姫山(くろひめやま)、平ヶ岳(ひらがたけ)、湯ノ丸山(ゆのまるやま)や篭ノ登山(かごのとやま)など浅間山周辺の山などが登られていた。

関東北部では尾瀬沼(おぜぬま)や尾瀬ヶ原(おぜがはら)など尾瀬周辺の記録がもっとも多かった。次いで日光白根山(にっこうしらねさん)、男体山(なんたいさん)、社山(しゃざん)など日光周辺の山々、那須岳(なすだけ)、田代山(たしろやま)、帝釈山(たいしゃくさん)、赤城山(あかぎさん、あかぎやま)、筑波山(つくばさん)などもよく登られていた。ほか登られていたのは、栃木の太平山(おおひらさん)、高原山(たかはらやま)、群馬の皇海山(すかいさん)、榛名山(はるなさん)、茨城の高鈴山(たかすずやま)、加波山(かばさん)、宝篋山(ほうきょうさん)など。

日光白根山から、男体山と中禅寺湖(写真=kazu

関東南部周辺は主要エリアごとに見ていくと、奥武蔵・秩父周辺は伊豆ヶ岳(いずがたけ)が一番多く、次いで武甲山(ぶこうさん)、棒ノ折山(ぼうのおれやま)が多かった。ほか登られていたのは武川岳(たけかわだけ)、天覚山(てんかくさん)、熊倉山(くまくらやま)、蕨山(わらびやま)、大霧山(おおぎりやま)、笠山(かさやま)、丸山(まるやま)、日和田山(ひわださん、ひわだやま)、蓑山(みのやま)など。

奥多摩では大岳山(おおだけさん)が一番多く、次いで雲取山(くもとりやま)、日の出山(ひのでやま)、三頭山(みとうさん)などが多かった。ほか登られていたのは御岳山(みたけさん)、七ツ石山(ななついしやま)、御前山(ごぜんやま)、本仁田山(ほにたやま)、川苔山(かわのりやま)、戸倉三山(とくらさんざん)など。中央線沿線では高尾山が一番多く、次いで陣馬山(じんばさん)、小仏城山(こぼとけしろやま)、景信山(かげのぶやま)が多かったほか、滝子山(たきごやま)、倉岳山(くらたけやま)、百蔵山(ももくらやま)、二十六夜山(にじゅうろくやさん)、北高尾山稜の堂所山(どうどころやま)など。そして丹沢では塔ノ岳(とうのだけ)が一番多く、続いて大山(おおやま)。

奥秩父・大菩薩周辺では甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)が一番多く、次いで大菩薩嶺(だいぼさつれい)。ほか金峰山(きんぷさん)、乾徳山(けんとくさん)、笠取山(かさとりやま)などがよく登られていた。富士・箱根・伊豆周辺では三ツ峠山(みつとうげやま)が一番多く、ほか金時山(きんときやま、きんときざん)、明神ヶ岳(みょうじんがたけ)、釈迦ヶ岳(しゃかがたけ)、愛鷹山(あしたかやま)など。

甲武信ヶ岳(写真=yamapan

八ヶ岳周辺は霧ヶ峰(きりがみね)が一番多く、次いで蓼科山(たてしなやま)、天狗岳(てんぐだけ)、編笠山(あみがさやま)。ほか横岳(よこだけ)、権現岳(ごんげんだけ)、硫黄岳(いおうだけ)、高見石(たかみいし)、にゅう、美ヶ原(うつくしがはら)なども登られていた。アルプス周辺では南アルプス北部にある入笠山(にゅうかさやま)が一番多かった。ほか北アルプスの蝶ヶ岳(ちょうがたけ)、常念岳(じょうねんだけ)、槍ヶ岳(やりがたけ)、南アルプスの鳳凰三山(ほうおうさんざん)、北西の守屋山(もりやさん)などがよく登られていた。

守屋山から諏訪湖の眺め(写真=マサヒタ

東海・北陸・近畿では大文字山(だいもんじやま)や比叡山(ひえいざん)、愛宕山(あたごやま)などの京都の山々や、御在所岳(ございしょだけ)、霊仙山(りょうぜんさん)、藤原岳(ふじわらだけ)などの鈴鹿の山々や六甲の山々が多かった。また白山(はくさん)、人形山(にんぎょうざん)、荒島岳(あらしまだけ)などの北陸の山々や、愛知、三重、奈良などのさまざまな低山も登られている。

中四国では大山(だいせん)のほか、剣山(つるぎさん)、那岐山(なぎさん)、後山(うしろやま)など。九州では平治岳(ひいじだけ)などのくじゅう山系が多く、ほか阿蘇山(あそさん)、高千穂峰(たかちほのみね)、開聞岳(かいもんだけ)、屋久島の宮之浦岳(みやのうらだけ)などが登られていた。

大山山頂部からの眺め(写真=フジサン

それでは、6月に登られていた山々からいくつかピックアップして、以下紹介しよう。

なお各コースには、「コース詳細ページへ」のリンクを設けてある。山と溪谷オンラインへの会員登録(無料)・ログインが前提となるが、コースデータを自分の登山計画にコピーしたり、コースデータのGPXデータをダウンロードできるのでご利用いただきたい。そして山歩き後は登山記録を作成して、「みんなの登山記録」で公開してみよう!

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みんなの登山記録から、月ごとにオススメの山をご紹介

どんな山が登られているのか、みんなの登山記録をひも解いて、月ごとにオススメの山をピックアップしてご紹介します。

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