山と水遊びを同時に楽しむ! 盛夏におすすめのハイキングコース7選【関東周辺】

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夏休みは家族でハイキングを楽しみたい季節だが、夏ならではの水遊びも捨てがたい。そこで、関東のハイキングコースのなかから、登山の後に川や海で水遊びが楽しめるコースをセレクトしてみた。いずれも公共交通機関が利用でき、渋滞の心配がないので週末でもスムーズにアクセスできる。登山後に水辺で冷えたビールを傾けるのもよいだろう。なお、水遊びの際は必ず大人が付き添い、安全管理は確実に行ないたい。

構成=山と溪谷オンライン

目次

多摩川上流、氷川渓谷で過ごす夏の一日愛宕山・登計トレイルと氷川渓谷(あたごやま・とけとれいるとひかわけいこく)

東京都/507m

氷川キャンプ場
広い河原で水遊びが楽しめる氷川キャンプ場

JR青梅線奥多摩駅周辺から間近に眺められる、尖った山容の山が愛宕山。奥多摩駅から歩いて登ることができる山だ。山の南側斜面には登計トレイルというウォーキングルートが整備され、組み合わせて楽しめる。

奥多摩駅からまずは愛宕山登山口をめざす。途中の昭和橋からは、多摩川(たまがわ)と日原川(にっぱらがわ)が合流している様子が見下ろせる。登山口から愛宕山山頂までは30分ほど登り、最後に200段ほどの急な石段が続く。山頂には愛宕神社が祭られているが、展望は今ひとつだ。愛宕山から南側に下り、登計トレイルへ。心地よい樹林歩きで、道中にウッドデッキやベンチが設けられている。登計トレイル入口で舗装路に出たら、道標に従って奥多摩駅をめざす。

(文・写真=西野淑子)

愛宕山山頂直下
愛宕山山頂直下、長い石段を上っていく
登計トレイル
登計トレイルは道中に休憩ポイントが点在

下山後は氷川渓谷に立ち寄っていこう。散策路が設けられており、多摩川や日原川の清流を眺めながら歩くことができる。奥多摩駅からすぐ、「氷川渓谷遊歩道入口」の道標に従って急な階段を下り切ると、日原川の河原に出ることができる。川原からは登ってきた愛宕山も眺められるだろう。がっつり川遊びを楽しみたいなら、デイキャンプと組み合わせて氷川キャンプ場(入場有料)へ。広い河原や緩やかな浅瀬で快適に過ごすことができる。

MAP&DATA

高低図
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最適日数:日帰り
コースタイム: 1時間45分
行程:奥多摩駅・・・愛宕山登山口・・・愛宕山・・・登計トレイル入口・・・愛宕山登山口・・・奥多摩駅
総歩行距離:約3,500m
累積標高差:上り 約452m 下り 約452m
コース定数:9
アドバイス:アドバイス:散策後は日帰り入浴施設「奥多摩温泉もえぎの湯」に立ち寄って汗を流して帰りたい。奥多摩駅から徒歩10分。
登山ガイド・ライター 西野淑子さん
紹介してくれた人
登山ガイド・ライター 西野淑子さん
関東近郊を中心に、低山から沢登り、雪山まで楽しむオールラウンダー。気の合う仲間と山を歩き、下山後においしいものでお腹と心を満たすことに無上の喜びを感じている。「下山メシのよろこび」を連載中。
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