【10月2日更新】栗駒山は山頂付近が見頃に。秋山紅葉情報2025

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宮城・岩手・秋田の3県にまたがる栗駒山(くりこまやま)。「神の絨毯」とも称される紅葉の美しさは、全国から多くの登山者を惹きつける。栗駒山の最新紅葉情報と、交通規制に関して紹介する。

構成=山と溪谷オンライン

「神の絨毯」と称される東北の紅葉名山・栗駒山

花の山、そして紅葉の山として名高い栗駒山(1627m)。複数の登山道があり、宮城県側のいわかがみ平を起点としたコースと、岩手県側の須川温泉を起点としたコースが人気が高い。

混雑と交通規制に注意

例年、紅葉の最盛期には周辺道路が登山者や観光客で大混雑する。そのため渋滞対策として、宮城県側からの登山口のいわかがみ平までの道路では、交通規制が行なわれる。規制期間中には臨時駐車場からいわかがみ平までシャトルバスが運行する。また、くりこま高原駅や仙台駅からの期間限定のバスもある。

詳しくは、栗原市公式観光サイトへ。
https://visit-kurihara.travel/news/24

交通規制期間:2025年10月3日(金)17時~19日(日)17時

9月30日 山頂周辺は10月上旬が見頃に(栗原市田園観光課)

山頂付近が10月上旬、いわかがみ平が10月上旬から中旬が見頃になりそうです。

栗駒山
9月30日の紅葉状況

9月23日 山頂付近は色づき始め(栗原市田園観光課)

山頂付近(1400m以上)は色づき始めましたが、途中の登山道は、まだ緑が多いようです。東栗駒や湯浜の木道周辺の草もみじは間もなく見頃になりそう。

栗駒山
9月23日の紅葉状況。東栗駒コース
栗駒山
9月23日の紅葉状況。湯浜コース

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この記事に登場する山

岩手県 宮城県 / 奥羽山脈中部

栗駒山 標高 1,626m

  みちのくのくりこま山の朴の木の   まくらはあれど君がた枕  平安中期の古今和歌集六帖にも詠まれた栗駒山は、仙台の真北、宮城、岩手、秋田の県境に位置する古い火山。浸食が著しく地形も複雑だ。  全国に数ある駒のつく山は、雪形から名付けられたものが多い。この山も5月になると南東の宮城県側に飛翔する天馬の姿が見事に浮かび上がる。岩手県側では須川岳とも呼ばれているが、こちらは須川温泉(酢川、強酸性の湯)に由来すると思われる。  灌木と草原のたおやかな山稜、豊かな残雪と随所に見られる高層湿原、高山植物の多いことなどとともに、すべての登山口、下山口に温泉があるのも特徴の1つ。  1時間ほどもあれば登れるコースから、5時間以上のコースまで10本以上のコースがある。交通の比較的便利な須川温泉から登頂し、広大なブナの原生林の中を、山深いランプのいで湯、湯浜温泉へ下山するコースがお勧め。  秋のドウダンツツジやウラジロヨウラクなどの目の覚めるような紅葉は、特筆に値する。  3~4月は、山スキーに絶好の山。スロープは初心者向だが、独立峰ゆえ天候に要注意。 ※ 平成20年岩手・宮城内陸地震で、周辺道路や登山道が荒廃していて通行できなかったり、困難だったりする箇所があります。栗駒山登山を計画されている方は、現地関係機関にご確認の上、お出かけ下さい。

紅葉情報

秋が深まるにつれて、山の表情は刻々と移ろっていきます。北は北海道、標高の高い日本アルプスから九州の山まで紅葉前線を追いかけて、全国の登山エリアの最新情報をお届けします。

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