このエントリーをはてなブックマークに追加

「一生に一度は見たい」秋の絶景、北アルプス・涸沢に行くなら? おすすめの4プランを紹介

From ワンダーフォーゲル編集部
ガイド・記録 2018年09月14日

紅葉登山の代名詞的な場所、北アルプス・涸沢。その美しさは、登山愛好者なら一度は訪れるべきだろう。紅葉期の涸沢に行くなら、どんなプランで行く? モデルコースを4つ紹介する。

写真/渡辺幸雄、加戸昭太郎
文/ワンダーフォーゲル編集部

錦秋に染まる涸沢カール

北アルプス・涸沢の紅葉は、登山者のみならず誰もが「一生に一度は見たい」と憧れる秋の絶景です。登山雑誌での紹介はもちろん、近年は一般の旅行ガイドブックにまで登場するほど素晴らしい紅葉を味わえる場所です。

とはいえ、そこは北アルプスの山中。「最寄りのバス停から徒歩6時間」ということを忘れてはなりません。そんな涸沢を、今年の秋こそ、めざしてみてはいかがでしょうか。おすすめの4モデルコースを紹介します。

 

プラン1:上高地から横尾経由で涸沢へ

最もベーシックなプラン。横尾までは平坦な道が続き、危険な場所も少ない。初心者でも比較的無理なく歩けるコースだ。

上高地~涸沢の登山地図 ⇒登山計画をヤマタイムでたてる

1泊2日 初心者向け

1日目 上高地バスターミナル~横尾~涸沢 (6時間5分)
2日目 涸沢~横尾~上高地バスターミナル (5時間5分)

 

 プラン2:横尾ステイでゆったり宿泊

入浴もできる横尾山荘

プラン1とルートは同じだが、宿泊を横尾にすることで、涸沢よりも比較的混雑を避けられるプラン。翌日の行動時間はやや長めのため、日程に余裕があればプラス1泊するのもよい。

1泊2日 初心者向け

1日目 上高地バスターミナル~横尾 (3時間5分)
2日目 横尾~涸沢~上高地バスターミナル (8時間5分)

 

プラン3:パノラマ新道から涸沢へ

屏風の賽の河原から望む紅葉の穂高連峰

 

パノラマ新道は、その名の通り抜群の眺望が得られるルート。屏風の耳付近からは、槍穂高連峰の展望が広がり、涸沢カールの紅葉も一望できる。ただし、ガレ場のトラバースや急登もあるため、経験者向きだ。

上高地~涸沢の登山地図 ⇒登山計画をヤマタイムでたてる

1泊2日 中級者向け

1日目 上高地バスターミナル~新村橋~パノラマ新道~涸沢 6時間30分
2日目 涸沢~横尾~上高地バスターミナル 5時間5分

 

プラン4:北穂高岳・奥穂高岳へ挑戦!

涸沢をベースに、穂高のピークに挑戦するのももちろんいいだろう。涸沢からはどちらもクサリやハシゴが現れる岩場のコース。初心者なら経験者と一緒に登ろう。

涸沢をベースとすることで、荷物を少なくして身軽に行動できる点がこのプランのメリットだが、荷物を背負い、翌日に一気に上高地まで下る体力があれば、稜線の北穂高山荘や穂高岳山荘に泊まるプランもオススメ。

涸沢から見た奥穂高岳

 

また、北穂高岳と奥穂高岳の間は、落石も多いガレ場のある岩稜で、難易度は格段に高くなる。二つのピークをつなげるルートは、岩稜歩きに慣れた上級者向きだ。初心者はピークハントを欲張らないように。

2泊3日 中級者向け

1日目 上高地バスターミナル~横尾~涸沢 6時間5分
2日目 涸沢~北穂高岳~涸沢 5時間

または
2日目 涸沢~奥穂高岳~涸沢 5時間30分
3日目 涸沢~横尾~上高地バスターミナル 5時間5分

 

日本屈指の涸沢の紅葉ポイント、涸沢。ナナカマドの赤色やダケカンバのオレンジ色がカール内を染めるのは、例年9月下旬から10月初旬。例年、体育の日を含む3連休がピークとなります。

そんな涸沢の紅葉の見頃、アクセス方法、より詳しいコースガイドなど、涸沢での紅葉を楽しみ方をまとめたのが、ワンダーフォーゲル10月号。 涸沢以外にも、美しい紅葉の山を多数紹介。山が最も色鮮やかになる、紅葉登山の楽しみ方を、ワンダーフォーゲル10月号でお楽しみください。

 

自然観察 ガイド
教えてくれた人

ワンダーフォーゲル編集部

ワンダーフォーゲル2月号の特集は「読図・天気・ロープワークQ&A」。登山者が知っておきたい山の知識と技術トップ3をわかりやすく教えます! マスターすべき事柄を必要最小限に絞り込むことで、理解度アップ。
 ⇒詳細はコチラ!
 ⇒Facebook
 ⇒Twitter

同じテーマの記事
登山中のコンパスの出番とは? 今年こそコンパスを使える登山者になろう!
「最低でも地図とコンパスは持参すべし!」という言葉どおり、登山に地図もコンパスも持っていくけど、山で一度も使ったことがない――、とすっかり宝の持ち腐れな方へ。どんなシチュエーションでコンパスは必要になるのだろうか?
空気が澄んでくる季節――。山頂で夜景を楽しむナイトハイキングに行ってみよう
山頂で夜景を楽しむナイトハイキングは、空気が冷えて澄んでくるこれからの季節がおすすめ。ナイトハイキングを楽しむポイントとおすすめの山を紹介する。
ワンダーフォーゲル編集部の「シートゥーサミット参戦記」
「みんな、今年は行くぞ!」という編集長のひと声でシートゥーサミットの妙高・野尻湖大会に参戦! カヤック、自転車、登山で湖から山頂をつなぐ、アウトドアズマンらしい魅力的なイベント。でも私たち、普段は山しか登ってないけど大丈夫?
この夏こそ岩稜ルートへ! の前に覚えておこう。岩稜歩きの2大リスクを確認しよう
登山者の憧れ、北アルプスの岩稜ルートでは、技術的にも体力的にも難易度は一気に高まる。そこで、今回は岩稜歩きの2大リスクについて確認しておこう。
記事一覧 ≫
最新の記事
記事一覧 ≫
こんにちは、ゲストさん
◆東京の天気予報[山域を変更]
明日

明後日

晴のち曇
(日本気象協会提供:2019年1月23日 17時00分発表)
[ログイン]
ユーザ登録・ログインすることで、山頂天気予報を見たり、登山履歴を登録・整理・分析して、確認できます。
あなたの登山靴にあったインソール、靴下は?
あなたの登山靴にあったインソール、靴下は? 今回は「ハイキング」、「岩稜・雪山」などアクティビティごとに登山靴、靴下、インソールの組み合わせをご紹介!
NEW ひざのサポーターを実際の山行でテスト!
ひざのサポーターを実際の山行でテスト! 「フェイタス メディカルサポーター ひざ」を、ヤマケイオンライン会員が実際の山でモニター。その使い心地は?
NEW 特集スノーシュー 厳選エリアガイド
特集スノーシュー 厳選エリアガイド 雪原や林間を楽しむスノーシュー。「どこでできるの?」の疑問に答える、各地のスノーシューエリアと関連施設を紹介!
NEW 冬向けソフトシェルパンツを岩の山で試す!
冬向けソフトシェルパンツを岩の山で試す! 高橋庄太郎さんの連載「山MONO語り」。今月はマムートの冬向けソフトシェルパンツを岩場のある乾徳山でチェック!
NEW 2019年に登るべき山、大集合!
2019年に登るべき山、大集合! 新元号が始まる2019年、今年はどんな山に登ろうかと計画している人――、標高の山、干支「猪」の山など大集合!
冬ならではの景色、氷瀑を見に行こう!
冬ならではの景色、氷瀑を見に行こう! 1月~2月限定! 滝が凍りつく「氷瀑」は見られるとは限らない冬限定の景色。比較的簡単にアクセスできる氷瀑のコースをピック...
冬だ! 富士山の見える山へ行こう!
冬だ! 富士山の見える山へ行こう! 日本一の山・富士山は、空気の澄んだ冬はとくに美しい。西は和歌山から北は福島まで――、富士山の見える山を目指してみては?
冬季営業の山小屋をご紹介!
冬季営業の山小屋をご紹介! 冬季の山小屋営業情報をピックアップ! 冬山を楽しみたい登山者のみなさま、ぜひご利用ください!
富士登山についてのアンケート
富士登山についてのアンケート 富士登山についてアンケートのお願いです。抽選で富士山グッズをプレゼント! 富士山未経験の方もぜひご参加ください。
雪山の学び場、八ヶ岳へ行こう!
雪山の学び場、八ヶ岳へ行こう! 初級者から上級者まで、バラエティに飛んだ雪山登山を楽しめる八ヶ岳。しっかり冬山装備を整えて、雪山の魅力を堪能してほしい。
全国津々浦々ご当地アルプス8選
全国津々浦々ご当地アルプス8選 その規模や迫力は元祖アルプスには遠く及ばないものの、アルプスらしさが楽しいご当地アルプスの魅力
JR青梅線の駅から行く奥多摩エリアの山
JR青梅線の駅から行く奥多摩エリアの山 都心と奥多摩を結ぶJR青梅線に乗って駅を降りれば、そこはもう登山口、駅から登って駅から帰れる、魅力たっぷりの山を紹介!