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ワンダーフォーゲル編集部の「シートゥーサミット参戦記」

From ワンダーフォーゲル編集部
その他 2018年09月20日

「みんな、今年は行くぞ!」という編集長のひと声でシートゥーサミットの妙高・野尻湖大会に参戦! カヤック、自転車、登山で湖から山頂をつなぐ、アウトドアズマンらしい魅力的なイベント。でも私たち、普段は山しか登ってないけど大丈夫?

写真/宇佐美博之 文/渡辺裕子(編集部) 協力/モンベル

 

怖気づくような暑さのなかで燃えた2日間

7月下旬、35℃近くの猛暑のなか、やってきたのは妙高(みょう こう)高原。シートゥーサミットに「今年は出場するぞ!」という編集長の声のもと、訪れた。

 

シートゥーサミットとは、モンベルと地元自治体が主催する環境スポーツイベント。今年は12回開かれる。海(湖)から山頂までを、カヤック、自転車、登山というアクティビティでつなぎ、その地域の自然を体感することが目的。速さを競うものとは位置づけが違うのだ。これなら楽しく参加できそう、と出場を決めた。

 

今回は編集長イガラシと編集部員ワタナベ、ヤマケイオンライン部のニシダの3人チームで参加。3つのパートを分担して完走をめざすことにした。しかし、参加する妙高・野尻(の じり)湖大会はレベルが高め。「火打(ひ うち)山が好き」というワタナベの独断で決めてしまったが、普段、登山ばっかりで、カヤックとか自転車とか大丈夫か…。そんな不安を抱えながら当日を迎えた。

キャプション:開会式後は、火打山に生息するライチョウについてのクロストークが聞けた

 

1日目は、妙高高原メッセで大会受付から開会式、環境シンポジウムが行なわれる。今大会はモンベルと、新潟県妙高市、長野県信濃町が主催。

 

お楽しみのおもてなしブース。地元・杉野沢観光協会から花豆ソフトをいただく

 

10月6~7日開催の宮城県加美町からもおもてなしが。「アユの産地で有名なんですよ」

 

会場には自治体のおもてなしブースがあり、花豆のソフトクリームなどをほおばりながら地域の人との交流も楽しんだ。参加者は、日本全国だけでなく、台湾から訪れる人も。自慢の自転車やカヤックを持ち運んでいて、こなれている。私たちの不安は募るばかり。

 

参加者は記念Tシャツやドリンク、小物などがもらえる。うれしー

 

閉会式の後は、野尻湖湖畔でカヤックや自転車の搬入をわいわい行う

 

カヤックを試乗。イガラシ編集長、18年ぶりにパドルを操る!

 

いよいよ大会当日…!

翌日、朝5時に野尻湖湖畔のスタート地点に参加者が集まる。モンベル代表取締役の辰野会長の挨拶から始まり、いよいよレースが始まった。

 

「ゼッケン番号601の方~」

 

後のほうだと気を抜いて待機していたが、早速自分たちの番号が呼ばれ、慌ててカヤックを運び、イガラシを送り出す。

慌てて飛び乗る。いってらっしゃい!

 

辰野会長と並走するイガラシ。キンチョー

 

ただ野尻湖を眺めて待つのみ

 

18年ぶりのカヤックだというイガラシ。対岸にある琵琶島までぐるりと一周してくるのだが、ちゃんと思う方向に進めるのか…? しかし、意外にもパドルをスムーズに操り、順調に進んでいく。やるときはやる男なのである。ほかの参加者もカヤック、カヌーやSUP、パックラフトとさまざまで、みんな楽しそうに水と戯れている。

 

約30分後、「気持ちよかった~」という笑顔とともに戻ってきたイガラシ。

意外にも健闘! 無事に戻ってきた

 

カヤックから自転車へバトンタッチ!

 

お次は自転車担当のニシダ。実はこの大会のために彼は自転車通勤をしたり、奥多摩を走ったりと特訓をしていたのだ。エライ!

 

 

火打山を目の前に田んぼ道を駆け抜けるニシダ

 

速い集団が颯爽と通り過ぎてゆくが、マイペース

 

平坦な田園地帯から、斜度のキツい山岳地帯に入っていく。速い集団がレースばりのスピードで抜いていくなか、彼はいたってマイペース。水分補給もほどよく行なう。さらに、その水筒の水を体にかけて体温調節を行なう技も披露。自転車漫画で覚えたのだという…。

 

エイドステーションでスイカをいただき充電

 

いよいよキツい登り

 

野尻湖から火打山の登山口となる笹ヶ峰まで激走すること約1時間半。達成感あふれる笑顔で、山登り担当のワタナベにバトンタッチした。

 

笹ヶ峰でバトンタッチ

 

ここで、サプライズ。会社の後輩スガヌマ女史が応援に来てくれていたのだ。なぜか、彼女も登る気満々。「せっかくならみんなでゴールしましょう」という熱い男ニシダの意見により、みんなで火打山山頂をめざすことに。

 

ワタナベについて歩くスガヌマ

 

最後はみんなで登るよ~

 

しかし、すでに役割を全うしたイガラシとニシダはちょっとバテ気味。初めてトレイルラン用のバックパックを身に着けたワタナベは、スガヌマとぐんぐんと登ってしまい、ふたりをおいてきてしまった(ゴメンナサイ)。だって、晴天の山歩きはとても気持ちがいいのだ。

 

みんな来ないかな~

 

高谷池を抜けて、山頂へ。男性陣をおいてきてしまった

 

ふたりを待ちつつ山頂でゴール! 眺めを楽しんでいるとガスが上がってきた。あれは野尻湖から上がってきたのかなあと、みんなでつないだ道に思いをはせる。来年はシングルで参加してみようか?そんな話をしながら下山した。

 

10時58分、みんなでゴール!

 

さあ、下りよう! 無事に下山するまでが登山

 

シートゥーサミット

カヤック、自転車、登山というアクティビティを楽しみながら、海(湖)、里、山をつなぎ、自然のつながりを体感する環境スポーツイベント。その地域の自然・文化の魅力を知ることを目的としている。2009年に鳥取県皆生・大山での初開催から全国各地に広がり、今年12会場で開催。

●エントリー受付中!
千曲川・高社山大会(長野県) 10月20日(土)~ 21日(日)
三重 紀北大会(三重県) 11月17日(土)~18日(日)

●問合せ先
シートゥーサミット連絡協議会
詳細・大会申込方法についてはこちら

■書籍紹介

本レポートは、『ワンダーフォーゲル 2018年10月号』にも掲載中!!
他にも、はじめてのソロハイクに出かけようとする人のための、「これだけは知っておくべき」ハウツー特集などを紹介。

amazonで購入

 

シートゥーサミット 妙高・野尻湖大会 参加者スナップ!

台湾から参加された侯さん。元気いっぱい! 早かった!

 

「アグレッシブデザイン亀の子束子」チームが登場。ユニフォームもたわし柄で気合い入ってる~!

 

nont-dell」と書かれたオモシロユニフォームを纏った下村さん

 

野尻湖ではSUPを楽しんだという葉狩さん(前)とご一行様

 

パラチャレンジ部門で参加された、日本障害者カヌー協会のみなさん。日本代表選手の方もいます!

 

スタートからゴールまで全装備を担ぎ上げた野網さん。す、すごい
教えてくれた人

ワンダーフォーゲル編集部

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