人食い化け猫が出た山、死体を操る猫が棲む山、猫が修行する山・・・猫伝説の山を紹介
2月22日は猫の日。「猫」が入る地名、山名、猫にゆかりがある山は多い。長生きした家猫が猫又になるといわれるが、山に棲んでいる巨大な化け猫・猫又伝説も全国各地に存在する。そんな猫伝説が残る山を紹介する。
構成=山と溪谷オンライン
猫魔ヶ岳 化け猫伝説が名前になった山(福島)
猫魔ヶ岳の化け猫伝説にはさまざまなものがある。一つは、魚を食べようと人に化けて出た雌猫が郷士に斬り殺され、怒った猫の王様が郷士の妻を食い殺して遺体を山中へ運び去るが、最後には郷士に斬り倒される、という話だ。憎しみは憎しみを生むというか、まったく救いがない。
山頂近くにある猫石には、猫又が棲んでいた場所だとか、弘法大師に調伏された化け猫が石になったのだとか、いろいろと言い伝えがある。
猫魔ヶ岳の西側には、噴火でできたカルデラ湖の雄国沼があり、一緒に歩かれることが多い。沼の周囲は湿原になっていて、7月になると日本一ともいわれるニッコウキスゲの大群落で黄色く染め上げられる。
行程・コース
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