7月に人気の山はどこ?みんなの登山記録からオススメの山をピックアップ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

構成・文=山と溪谷オンライン、トップ写真=ラヴィ08

目次

7月によく登られている山はどこ?

7月も後半になれば、梅雨明けの時期。いよいよ夏山シーズンがスタートする。7月にどんな山が登られているのか「みんなの登山記録」をひもといてみよう(2024年7月の記録調べ)。2025年のみんなの登山記録を見てみると、標高が高い山などエリアによっては雪がまだ残っている箇所もあるので注意が必要だ。計画の際は事前に現地最新情報を確認し、必要に応じて滑り止めなどの装備持参も検討してほしい。

7月は夏休み期間に入ることもあり、北海道など普段行きづらい遠方の山や、アルプスなどの高山が人気だ。北海道では大雪山系(たいせつさんけい、だいせつさんけい)が多く、旭岳(あさひだけ)・黒岳(くろだけ)周辺、十勝岳(とかちだけ)、トムラウシ山のほか阿寒岳(あかんだけ)、羅臼岳(らうすだけ)、斜里岳(しゃりだけ)などがよく登られていた。

東北では早池峰山(はやちねさん)が一番多く、鳥海山(ちょうかいざん、ちょうかいさん)、岩手山(いわてさん)、八幡平(はちまんたい)、月山(がっさん)、大朝日岳(おおあさひだけ)がよく登られていた。ほか登られていたのは岩木山(いわきさん)、白神岳(しらかみだけ)、秋田駒ヶ岳(あきたこまがたけ)、森吉山(もりよしざん)、焼石岳(やけいしだけ)、栗駒山(くりこまやま)、安達太良山(あだたらやま)など。

鳥海山千蛇谷の雪渓(写真=yeti

上信越では谷川岳(たにがわだけ)、平標山(たいらっぴょうやま)、仙ノ倉山(せんのくらやま)など谷川連峰の山々が一番多かった。高妻山(たかつまやま)、四阿山(あずまやさん)もよく登られていた。ほか登られていたのは湯の丸山(ゆのまるやま)や烏帽子岳(えぼしだけ)、篭ノ登山(かごのとやま)などの浅間山周辺の山や、浅草岳(あさくさだけ)、越後駒ヶ岳(えちごこまがたけ)、巻機山(まきはたやま)、妙高山(みょうこうさん)、雨飾山(あまかざりやま)など。

関東北部周辺では至仏山(しぶつさん)、尾瀬沼(おぜぬま)や尾瀬ヶ原(おぜがはら)、会津駒ヶ岳(あいづこまがたけ)など尾瀬周辺の記録がもっとも多かった。次いで日光白根山(にっこうしらねさん)、男体山(なんたいさん)、女峰山(にょほうさん)など日光周辺の山々、那須岳(なすだけ)、帝釈山(たいしゃくさん)、筑波山(つくばさん)などもよく登られていた。ほか登られていたのは、栃木の備前楯山(びぜんたてやま)、中倉山(なかくらやま)、群馬の赤城山(あかぎさん、あかぎやま)、茨城の宝篋山(ほうきょうさん)、八溝山(やみぞさん)、加波山(かばさん)など。

至仏山から、尾瀬ヶ原と燧ヶ岳(写真=ひろかつ

関東南部周辺は主要エリアごとに見ていくと、奥武蔵・秩父周辺は棒ノ折山(ぼうのおれやま)が多く、ほか武甲山(ぶこうさん)、日和田山(ひわださん、ひわだやま)、蓑山(みのやま)など。奥多摩では川苔山(かわのりやま)が一番多く、次いで雲取山(くもとりやま)、大岳山(おおだけさん)、日の出山(ひのでやま)、高水三山(たかみずさんざん)、三頭山(みとうさん)などがよく登られていた。ほか登られていたのは、御前山(ごぜんやま)、御岳山(みたけさん)、七ツ石山(ななついしやま)、鹿倉山(ししくらやま)など。

中央線沿線では高尾山(たかおさん)が一番多く、次いで小仏城山(こぼとけしろやま)、陣馬山(じんばさん)、景信山(かげのぶやま)が多かった。ほか登られていたのは、滝子山(たきごやま)、倉岳山(くらたけやま)、百蔵山(ももくらやま)、権現山(ごんげんやま)など。丹沢では塔ノ岳(とうのだけ)、大山(おおやま)がよく登られていたほか、弘法山(こうぼうやま)、檜洞丸(ひのきぼらまる)、大室山(おおむろやま)、菰釣山(こもつるしやま)、不老山(ふろうさん)などが登られていた。

奥秩父・大菩薩周辺では甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)が一番多く、次いで飯盛山(めしもりやま)、大菩薩嶺(だいぼさつれい)。ほか登られていたのは、金峰山(きんぷさん)、瑞牆山(みずがきやま)、茅ヶ岳(かやがたけ)、小楢山(こならやま)など。富士・箱根・伊豆周辺では富士山(ふじさん)が一番多く、次いで金時山(きんときやま、きんときざん)。ほか登られていたのは、明神ヶ岳(みょうじんがたけ)、駒ヶ岳(こまがたけ)、鷹巣山(たかのすやま)など。

花々に彩られる飯盛山山頂部(写真=かぐや姫

八ヶ岳周辺は赤岳が一番多く、次いで硫黄岳(いおうだけ)、蓼科山(たてしなやま)、横岳(よこだけ)、霧ヶ峰(きりがみね)、阿弥陀岳(あみだだけ)、権現岳(ごんげんだけ)、根石岳(ねいしだけ)などがよく登られていた。ほか登られていたのは、縞枯山(しまがれやま)、編笠山(あみがさやま)、北横岳(きたよこだけ)、美ヶ原(うつくしがはら)など。

アルプス周辺は、前月までに比べて登山記録が大幅に増加。北アルプスでは白馬岳(しろうまだけ)、五竜岳(ごりゅうだけ)、鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ)、燕岳(つばくろだけ)、乗鞍岳(のりくらだけ)、立山(たてやま)が多く、ほか御嶽山(おんたけさん)、大天井岳(おてんしょうだけ)、蝶ヶ岳(ちょうがたけ)、常念岳(じょうねんだけ)、唐松岳(からまつだけ)をはじめ、多くの山々が登られていた。中央アルプスでは木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)が一番多かったほか、空木岳(うつぎだけ)、宝剣岳(ほうけんだけ)もよく登られていた。南アルプス周辺では仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ)が一番多かったほか、甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)、北岳(きただけ)、赤石岳(あかいしだけ)、荒川岳(あらかわだけ)、塩見岳(しおみだけ)、農鳥岳(のうとりだけ)、鳳凰三山(ほうおうさんざん)、入笠山(にゅうかさやま)などがよく登られていた。

解放感かふれる白馬大池(写真=松戸花子

東海・北陸・近畿では白山(はくさん)が一番多く、鎌ヶ岳(かまがたけ)などの鈴鹿の山々もよく登られていた。そのほか、六甲の山々、岐阜、京都、奈良、滋賀、福井の低山もよく登られていた。中四国では大山(だいせん)が一番多く、九州では阿蘇(あそ)、くじゅう、雲仙(うんぜん)、屋久島の山々などが登られていた。

屋久島・宮之浦岳山頂からの眺め(写真=アレス

それでは、7月に登られていた山々からいくつかピックアップして、以下紹介しよう。

なお各コースには、「コース詳細ページへ」のリンクを設けてある。山と溪谷オンラインへの会員登録(無料)・ログインが前提となるが、コースデータを自分の登山計画にコピーしたり、コースデータのGPXデータをダウンロードできるのでご利用いただきたい。そして山歩き後は登山記録を作成して、「みんなの登山記録」で公開してみよう!

さらに2025年7月1日~9月7日の期間で、夏の登山記録投稿コンテストを開催しているので、ぜひご参加を!

登山記録投稿コンテスト

NEXT大雪山・旭岳
1 2 3 4 5

目次

みんなの登山記録から、月ごとにオススメの山をご紹介

どんな山が登られているのか、みんなの登山記録をひも解いて、月ごとにオススメの山をピックアップしてご紹介します。

編集部おすすめ記事