【12月12日更新】高尾山の紅葉もそろそろ終わり。秋山紅葉情報2024
都心に近く、多くの登山者が訪れる高尾山。都民に愛される高尾山の紅葉情報を紹介する。
構成=山と溪谷オンライン、カバー写真=トマトとケチャップ
都民に愛される紅葉絶景
高尾山(599m)は、都心の新宿から西へ約40kmの位置にある山だ。東京の中心部から電車で手軽にアクセスすることができ、都内在住のハイカーには特に人気がある。東京都にありながら広大な自然林が存在し、秋にはモミジやブナ、ヤマザクラなどが色づく。中腹にある薬王院は、1200年以上の歴史のある寺院であり、風格のある本社と境内を赤く染めるモミジの組み合わせが美しい。
12月11日 紅葉はいよいよ今週末くらいまで(高尾ビジターセンター)
高尾山の紅葉も今週末くらいまでになりそうです。山頂はすでに落葉した木もあり、終盤の趣となりました。今年は紅葉の進捗がバラけているため、モミジのように赤くなる「メグスリノキ」は今が見頃です。まだ中腹~山麓にかけてポツポツと色付いた木に出合えるかもしれません。紅葉が終われば「ダイヤモンド富士」。これは夕日がちょうど富士山山頂に沈む時ダイヤモンドのように見える自然の現象です。高尾山では冬至(21日)の前後2日間(12月19日~23日)に山頂やもみじ台から見ることができます。毎年大混雑するため譲り合って観賞しましょう。
12月4日 まだ紅葉は見られます(高尾ビジターセンター)
今年の紅葉は、足並みがそろわず見頃にズレが生じています。さすがに山頂は落葉が始まっていますが、中腹では紅葉が進んでいる木もあれば、まだ緑の木もあります。当分の間、山内どこかで紅葉に出会えそうです。言い換えれば「紅葉を長い期間見られる」とも言えるでしょう。いずれにしても紅葉シーズン中は平日も人出が多い高尾山です。早め早めの行動を心がけましょう。少し先ですが、冬至の前後1週間ほどは高尾山頂から富士山山頂に太陽が沈む「ダイヤモン ド富士」が見られます。
11月29日 薬王院周辺が見頃に(高尾ビジターセンター)
今年の紅葉もそろそろ終盤。山頂は見頃から散りかけへ、中腹の薬王院あたりが見頃です。SNSなどでも流れていますが、平日でも混雑、土日はさらに大混雑です。山内の予定は思うようにいかないことも多く、想定以上に行動時間のゆとりある計画が必要です。暖かい日差しの中の紅葉見物は楽しくあっという間に時間は過ぎ、「秋の日は釣瓶落とし」夕方の寒さがやってきます。16時過ぎの下山路は薄暗く、街灯もありません。念のためライト(1人1個)を携行しましょう。スマートフォンの明かりに頼るのは危険です。
11月22日 紅葉シーズン真っ盛りです(高尾ビジターセンター)
紅葉シーズンを迎え、好天に恵まれた土日は多くの行楽客で山内は混雑しました。週明けからの急激な冷え込みで紅葉はさらに進みました。11月20日現在、山頂や中腹に立つ薬王院周辺、もみじ台は見頃。山麓のケーブルカー清滝駅付近もそろそろ見頃近づいてきています。毎年山内の紅葉のフィナーレを飾るケーブルカー沿線は、まだ青葉です。
11月12日 いよいよ紅葉始まる(高尾ビジターセンター)
高尾山は紅葉シーズンが始まり、連日多くの人出があります。現在の進捗は、清滝駅(麓)が色づき始め、ケーブルカー沿線はまだ青葉、薬王院周辺(中腹)は色づき始め、高尾山山頂は色づき始めですが、4割程度紅葉しており、見頃になった木もあります。もみじ台は色付き始めです。天気がよい山頂からは富士山が見える日もあります。人が多く写真を撮るのも一苦労。ゆずりあって楽しんでください。
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紅葉情報
秋が深まるにつれて、山の表情は刻々と移ろっていきます。北は北海道、標高の高い日本アルプスから九州の山まで紅葉前線を追いかけて、全国の登山エリアの最新情報をお届けします。
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