夏の六甲山で夕涼みハイキング!夕景・夜景も楽しめる絶景コース4選
猛暑の夏に近郊の低山は暑すぎる......でも山には行きたい!そんなときおすすめなのが、六甲山。六甲山上はもともと避暑地として開発された背景もあり、近年はそれなりに暑いものの、それでも山麓と比べると5度くらいは気温が低い。公共交通機関を使ってアクセスし、比較的涼しい山上を歩くコースがいろいろ設定できる。夜間運行する交通機関もあるので、山上でゆったりと夕涼みや夜景を楽しめるのも魅力だ。ヘッドランプは忘れずに。
文・写真=根岸真理
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下り主体のトワイライトハイキング摩耶山から神戸布引ハーブ園へ
続いて、日差しがきつい日中を避け、涼風が立ち始める夕刻に摩耶山上をスタートする下り主体の夕涼みハイクはいかがだろう。ゴールの神戸布引ハーブ園から見られる夜景は、摩耶山上の掬星台(きくせいだい)とはひと味違い、街灯りが近くて神戸らしい都会的な夜景が楽しめる。日没時刻を調べ、所要時間を逆算して日没ごろにハーブ園に着くように計画するのがポイント。念のため、ライトは携行しよう。
まやビューラインで標高約700mの掬星台まで登り、掬星台北側から全山縦走路を西へ。下り主体のコースだが、岩場もあって急なので足元に注意しながらゆっくりと。ハーブ園への分岐を左へ向かうが、意外と急な尾根でアップダウンもきついので、明るいうちに通過したい。
神戸布引ハーブ園は、夏場はナイター営業を行なっており、17時以降は1500円(入園料+ゴンドラ)。なお、ナイターの時間帯は山上の展望エリアのみの営業なので、園内を通り抜けて下山することはできない。オプションプランとしてハーブ園に向かわずに、布引の滝(ぬのびきのたき)方面へ下山するコースも滝で涼めるのでおすすめだが、こちらは少し時間がかかるので余裕をもったプランを立てよう。
MAP&DATA
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プロフィール
根岸真理(ねぎし・まり)
六甲山西端の神戸市須磨区生まれ。現在は六甲山東端の宝塚市在住。アウトドア系を得意とするフリーライター。親に連れられ、歩き始めると同時に須磨の山に登っていたため六甲登山歴60年。アルパイン歴は約30年。 神戸新聞「青空主義」欄で月に1回六甲山の情報(六甲山大学)を発信中。主な著書に『六甲山を歩こう!』『六甲山シーズンガイド春夏』『六甲山シーズンガイド秋冬』など。兵庫県立六甲山ガイドハウスで「山の案内人」ボランティア活動中。
今がいい山、棚からひとつかみ
山はいつ訪れてもいいものですが、できるなら「旬」な時期に訪れたいもの。山の魅力を知り尽くした案内人が、今おすすめな山を本棚から探してお見せします。
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