夏の六甲山で夕涼みハイキング!夕景・夜景も楽しめる絶景コース4選
猛暑の夏に近郊の低山は暑すぎる......でも山には行きたい!そんなときおすすめなのが、六甲山。六甲山上はもともと避暑地として開発された背景もあり、近年はそれなりに暑いものの、それでも山麓と比べると5度くらいは気温が低い。公共交通機関を使ってアクセスし、比較的涼しい山上を歩くコースがいろいろ設定できる。夜間運行する交通機関もあるので、山上でゆったりと夕涼みや夜景を楽しめるのも魅力だ。ヘッドランプは忘れずに。
文・写真=根岸真理
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交通機関を駆使して夕景&夜景山上ハイキング六甲山上駅からガーデンテラスへ
盛夏でも、山上は16時をまわると涼風が立ち始める。六甲ケーブル山上駅を起点に、涼しい山上でトワイライトハイキングを楽しもう。六甲ケーブルは21時まで運行されているので、比較的自由度の高いプランが計画できる。
ケーブル山上駅からまずは記念碑台へ。展望テラスから夕景を楽しみ、全山縦走路を東へ。T字路を直進、緑陰が心地よい別荘街の道をたどっていくと、六甲ブナが木陰を作ってくれているブナの径へ。 ROKKO森の音(ろっこうもりのね)ミュージアムの駐車場内を左へ進み、バス停前で車道を横断、北側に延びる舗装道を下る。
別荘街を通り抜けて、心経岩(しんきょういわ)・六甲比命(ろっこうひめ)神社方面へ。駐車スペースから少し階段を登ると心経岩、さらに急な登り坂を進むと、上方に巨大な磐座(いわくら)が見えてくる。少し傾いたハシゴの上に、六甲比命神社の祠が立つ。さらにひと登りしたところにあるのが雲ヶ岩(くもがいわ)で、西側の景色が少し見える。
さらに登って仰臥岩(ぎょうがいわ)手前を右手へ進むと、ほどなく別荘街の端へ出る。六甲山アスレチックパークグリーニア前からガーデンテラスへ。夜景の名所で、「見晴らしの塔」から見る夕景もすばらしい。ガーデンテラスからは、山上バスも運行されているので、夜景を眺めながらディナーを楽しんでいくのもおすすめだ。
MAP&DATA
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プロフィール
根岸真理(ねぎし・まり)
六甲山西端の神戸市須磨区生まれ。現在は六甲山東端の宝塚市在住。アウトドア系を得意とするフリーライター。親に連れられ、歩き始めると同時に須磨の山に登っていたため六甲登山歴60年。アルパイン歴は約30年。 神戸新聞「青空主義」欄で月に1回六甲山の情報(六甲山大学)を発信中。主な著書に『六甲山を歩こう!』『六甲山シーズンガイド春夏』『六甲山シーズンガイド秋冬』など。兵庫県立六甲山ガイドハウスで「山の案内人」ボランティア活動中。
今がいい山、棚からひとつかみ
山はいつ訪れてもいいものですが、できるなら「旬」な時期に訪れたいもの。山の魅力を知り尽くした案内人が、今おすすめな山を本棚から探してお見せします。
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