夏の六甲山で夕涼みハイキング!夕景・夜景も楽しめる絶景コース4選
猛暑の夏に近郊の低山は暑すぎる......でも山には行きたい!そんなときおすすめなのが、六甲山。六甲山上はもともと避暑地として開発された背景もあり、近年はそれなりに暑いものの、それでも山麓と比べると5度くらいは気温が低い。公共交通機関を使ってアクセスし、比較的涼しい山上を歩くコースがいろいろ設定できる。夜間運行する交通機関もあるので、山上でゆったりと夕涼みや夜景を楽しめるのも魅力だ。ヘッドランプは忘れずに。
文・写真=根岸真理
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六甲山上から有馬温泉へ下る、少し長めのハイキング六甲山上駅から六甲最高峰を経て、有馬温泉へ
山麓から登るしかない山と違って、公共交通機関で手軽に山上部へアクセスできるのが六甲山の魅力の一つ。六甲ケーブル六甲山上駅をスタートして、六甲最高峰(ろっこうさいこうほう)を越えて標高約500mの有馬温泉へ下るコースは、猛暑の時期にも比較的涼しく歩ける。
六甲ケーブル山上駅を起点に、ゴルフ場にて全山縦走路に合流する。ガーデンテラスから先は案外アップダウンが続くが、稜線上は風が通ることが多く、木陰もあるので歩きやすい。
六甲最高峰は、伐採されて眺めがよくなったぶん、日陰がないので晴れた日は休憩には向かない。下りは日陰が多いので、山頂碑の北側に作られた階段道がおすすめだ。一軒茶屋北側の広場にはひさしの深い休憩スペースがあり、足を伸ばして座れるベンチもある。緑陰が多く、心地よく歩ける魚屋道(ととやみち)を下って有馬温泉へ。
本コースはこれまで紹介してきたコースよりも長いので、時間に余裕をもった計画を立てよう。
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プロフィール
根岸真理(ねぎし・まり)
六甲山西端の神戸市須磨区生まれ。現在は六甲山東端の宝塚市在住。アウトドア系を得意とするフリーライター。親に連れられ、歩き始めると同時に須磨の山に登っていたため六甲登山歴60年。アルパイン歴は約30年。 神戸新聞「青空主義」欄で月に1回六甲山の情報(六甲山大学)を発信中。主な著書に『六甲山を歩こう!』『六甲山シーズンガイド春夏』『六甲山シーズンガイド秋冬』など。兵庫県立六甲山ガイドハウスで「山の案内人」ボランティア活動中。
今がいい山、棚からひとつかみ
山はいつ訪れてもいいものですが、できるなら「旬」な時期に訪れたいもの。山の魅力を知り尽くした案内人が、今おすすめな山を本棚から探してお見せします。
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