夏に歩きたい!涼しさ満点の名瀑を巡る厳選コース(後編)
夏は高原やアルプスが人気ですが、涼を求めて滝を巡る山歩きはいかがでしょうか。名瀑が見られるコースを中心に、ハイキングコースから登山コースまで幅広くピックアップ。
構成・文=山と溪谷オンライン
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登山者にとって日本百名山はよく知られていますが、滝にも百選があるのをご存じでしょうか。1990年、当時の環境庁(現環境省)と林野庁協力のもと、全国の滝の中から「日本の滝百選」が選ばれました。前回に続き今回の後編でも、名瀑が見られるコースを中心に5コースをご紹介します。
山岳地帯が多いわが国には、優美な滝、豪快な滝、日本一の落差の滝など多くの滝があります。ヤマタイムを利用して、各地の滝を訪ねるコースをいろいろ調べてみるのもおもしろいでしょう。名瀑を巡るコースは、新緑や紅葉の季節もおすすめです。
なお各コースには、「コース詳細ページへ」のリンクを設けてあります。山と溪谷オンラインへの会員登録(無料)・ログインが前提となりますが、コースデータを自分の登山計画にコピーしたり、コースデータのGPXデータをダウンロードできるのでご利用ください。そして山歩き後は登山記録を作成して、「みんなの登山記録」で公開してみましょう!
さらに2025年7月1日~9月7日の期間で、夏の登山記録投稿コンテストを開催しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
登山記録投稿コンテスト
落差日本一ともいわれる大迫力の滝室堂から大日三山を縦走して称名滝へ
1泊2日/富山県
称名滝(しょうみょうだき)は北アルプス・立山(たてやま)から流れ落ちる大瀑布で、350mもの落差は日本一を誇るともいわれています。日本の滝百選に選ばれており、日本を代表する滝の一つといってよいでしょう。現在でも少しずつ台地を削りながら後退しているといわれています。称名滝から大日三山(だいにちさんざん)を経て室堂(むろどう)に登るコースは標高差が大きく歩行時間も長いので、室堂からの逆コースで称名滝に下ってみましょう。
室堂から新室堂乗越(しんむろどうのっこし)に上がり、西へ。大日三山の最高点を過ぎ、奥大日岳(おくだいにちだけ)に向かいます。その後、ハシゴ箇所を慎重に通過して高山植物が咲き誇る七福園(しちふくえん)を経れば、中大日岳(なかだいにちだけ)の先に大日小屋があります。時間に余裕があれば、大日岳を往復しておきましょう。
大日小屋で一泊した後は、長い下りを大日平へ。牛ノ首を過ぎて急坂を下りきると、大日岳登山口に下り立ちます。称名滝の展望台はもうすぐ。周囲を絶壁に囲まれた大迫力の称名滝を堪能して、称名滝バス停へ。
本コースは、標高差と距離の点から山小屋泊まりがよいでしょう。また、みんなの登山記録を見ると近年クマ目撃情報があるようなので、念のためご注意を。
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今がいい山、棚からひとつかみ
山はいつ訪れてもいいものですが、できるなら「旬」な時期に訪れたいもの。山の魅力を知り尽くした案内人が、今おすすめな山を本棚から探してお見せします。
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