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いつでも元気に登山できる身体を目指す! 登山ボディをリセット&メンテナンスしていきましょう。

登山ボディをリセット&メンテナンス!
基礎知識 2018年07月30日

登山は歳をとっても楽しめるスポーツ、いつまでも元気に続けたいものです。そのために必要な身体づくりを、管理栄養士・健康運動指導士・登山ガイドの資格を持つ「いきいき登山ガイド・ヤッホー!!さん」こと芳須勲さんが指南。登山のための身体づくりを目指しましょう!

 

山に登るたびに自分の体力の無さを痛感して「次の登山までには体を鍛えて体力をつけるぞ!」と決意する。でも、実際に何をすればよいのか分からないから、結局、何もしないまま次の登山に行って、また後悔してしまう。こうした経験をしている人は、きっと多いのではないでしょうか?

その一方で、ベテランの登山家たちは「登山の体力をつけるには、山に登るのが一番だ」と言います。これは事実かもしれませんが、だからといって本当に日頃の運動は必要ないのでしょうか? 連載第1回となる今回は、各トレーニング・メンテナンスの方法を説明する前に、登山に必要な体力と日頃の運動について、ちょっと考えてみたいと思います。

体力は、大きく分類すると「行動体力」と「防衛体力」に分けられます。これらを登山に当てはめて考えてみましょう。

まず行動体力とは、バテずに登り続ける力(筋持久力・全身持久力など)や、危険を避けてケガを防ぐ力(敏捷性・巧緻性・平衡性・柔軟性など)となります。一方、防衛体力とはアウトドアに強い体質(免疫機能・体温調節機能など)のことを指します。

続いてトレーニングの内容について考えてみます。トレーニングには「特異性の原理」というものがあり、目的の競技に合わせたトレーニングを行なう必要があります。例えば、全身持久力が必要なマラソンランナーは100kgのベンチプレスを持ち上げて大胸筋の筋力をアップさせても、タイム向上には役立ちません。マラソンに最も効果的なトレーニングは、やはり「走ること」に落ち着きます。

これと同じように、定期的に登山をしていれば、バテずに登り続ける力やアウトドアに強い体質を効果的に得ることは間違いありません。ベテランの登山家の方が言うとおり、山に登ることが体力をつける一番の近道といえるのです。

しかし、登山の運動量は多く、体にかかる負担も大きいので、自分の体をメンテナンスせずに、がむしゃらに登っているだけでは、体力がつく前にケガをする危険があります。また、転びそうになった時に素早く正確に踏み出す力や転んだ衝撃を逃がす力(敏捷性・巧緻性・平衡性・柔軟性など)は加齢とともに低下しやすく、ベテラン登山家であっても苦手な方が多くいます。これらのことから、安全に登山を行うためには日頃の運動も必要となります。

このシリーズでは、定期的な登山で「バテずに登り続ける力」を身につけてもらうことを前提に、初心者からベテランまで、次の登山までに試してほしい3つのポイントをおさえたエクササイズを紹介していきたいと思います。

  • 筋肉痛や関節痛など、登山で体にかかった負担を残さないためのエクササイズ
  • 日常生活で体にかかった負担や体調不良を山に持ち込まないためのエクササイズ
  • 山に登り続けていても、加齢とともに低下してしまう体力を向上させるエクササイズ

いくつになっても現役で安全な登山を続けるために、これから連載していくエクササイズを行い、登山ボディをリセット&メンテナンスしていきましょう。

 

トレーニング ボディケア 歩き方
教えてくれた人

いきいき登山ガイド・ヤッホー!!さん

本名:芳須勲。横浜市金沢区在住。管理栄養士・健康運動指導士・登山ガイドの資格を持ち、中高年登山者の健康づくりを、栄養と運動の両面からサポート。
山ごはん・アウトドア料理を得意とし、災害時における野外炊飯法などの講習会も各地で行なっている。
著書:山登ABC「登山ボディのつくり方」(山と溪谷社)、山登りABC「もっと登れる山の食料計画」(山と溪谷社)など。
⇒ホームページ

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