冒険の南、癒やしの北。八ヶ岳日帰りハイキングコース4選【山と溪谷8月号】
発売中の『山と溪谷』2025年8月号の特集は、八ヶ岳。雑誌に収録されたコースガイドのなかから、日帰りで歩けるコースを抜粋して紹介します。険しい峰々を見られる南八ヶ岳、癒やしの森と苔の道を歩ける北八ヶ岳。「日帰りじゃ、八ヶ岳を満喫するにはもの足りないよ」と思った方は雑誌のほうもぜひ読んでみてください！
深い苔の森と展望の周回ルート高見石（たかみいし）～中山（なかやま）～にゅう
北八ヶ岳／2352m
技術度：★★☆☆（小規模のガレ場や岩場などがある）
体力度：★★★☆
アクセスがよく、コメツガやコケの森で大人気の白駒池（しらこまいけ）をベースに高見石、中山、にゅうと、大展望を満喫できる日帰りコース。白駒池の周りには白駒荘と青苔荘（せいたいそう）があり、機線には高見石小屋もあるので、どこかに泊まるのもおすすめ。登山口となる白駒池入口までは中央本線茅野（ちの）駅から1日3便、北陸新幹線佐久平（さくだいら）駅・小海（こうみ）線八千穂（やちほ）駅からは1日2便のバスが運行される。また白駒池入口には大きな駐車場もあるが、週末など満車の場合は八千穂高原スキー場駐車場から無料のシャトルバスが運行される。中山の手前には中山展望台があり、北アルプスをはじめ、木曽御嶽山（きそおんたけさん）や中央アルプス、南アルプスなど枚挙に暇がないほどだ。
（文・写真＝菊池哲男）
MAP＆DATA
高低図
最適日数：日帰り
コースタイム： 約4時間55分
行程：白駒池入口・・・白駒池・・・高見石・・・中山・・・にゅう・・・白駒池・・・白駒池入口
総歩行距離：約8,200m
累積標高差：上り 約665m 下り 約665m
コース定数：18
（山と溪谷2025年8月号より転載）
プロフィール
雑誌『山と溪谷』特集より
1930年創刊の登山雑誌『山と溪谷』の最新号から、秀逸な特集記事を抜粋してお届けします。
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