今年も開催、ブランドイメージ&購買動向調査。2017年の調査結果ダイジェストから見えてくるもの
今年も、ヤマケイオンライン夏の定例の大規模調査、「ブランドイメージ&登山用具購買動向調査」の季節がやってきた。早速アンケートに回答いただく前に、2017年度の調査結果と、2018年度の狙いについて説明する。
ヤマケイオンラインでは、2011年から毎年開催している大規模アンケート調査、「ブランドイメージ&登山用具購買動向調査(Yamakei Online Brand Image Survey/YOLBIS)」。2018年も8月8日より調査を開始した。
本アンケート調査は、「企業ブランドイメージ調査」や「大学ブランドイメージ調査」などのいわゆるブランドイメージ調査と同様のもので、現在のところ登山者の購買動向および登山用具に関する唯一の大規模アンケート調査となっている。
2011年からヤマケイオンライン上で行っている本調査は、今回で8回目。基本的な調査方法や質問内容に変わりはないが、時代の流れにマッチするために、その質問内容も少しずつ変わってきていて、追加された質問も数多い。また同じ質問についても、この7年の間の結果の変遷は興味深い。
今回は、2017年の調査結果(ダイジェスト)の公開と共に、2018年のアンケート調査の狙いについても説明したい。
調査開始から8年、2017年の調査から見えてくるもの
それでは2017年の調査結果で、興味深いトピックスをいくつかピックアップして紹介したい。まずは2017年の調査結果の概要だが、過去6回の中で最も多くの回答者を得ることができた(5756名)。
その回答者のプロフィールを確認すると、年齢層は第1回の2011年と比較すると若干「高齢化」していて、40代・50代が回答者の中心となっている。ちなみに、2011年は30代・40代が回答者の中心だった。
なお、アンケート回答者については、毎年回答者の30~40%が1年以内に入会していることが確認できるので、「回答者がそのまま歳をとった」というわけではない様子だ。登山者も少しずつ高齢化している様子だ。
また男女比についても男性比率が上がっていて、73.1% ⇒ 80.7%とじわりと上昇している。
次に注目したのが「一年間で購入した登山用具の費用総額」だ。こちらは2014年から始まった質問だが、3年間で様子はあまり変化がなかった。上から5~8万円 ⇒ 3~5万円 ⇒ 10~15万円という様子は変わらない。このあたりが熱心な登山者の登山用具にかける一般的な価格帯のようだ。
一方、登山用具を買う場所については少ずつ変化が起きている。2011年も2017年も、やはり登山用具専門店の役割が大きいのは一緒だが、インターネット通販サイトの存在が確実に上昇している。
日常生活ではインターネット通販での買い物の割合が着実に増えていることは周知のとおりだが、これは登山用具についても同様に起きていることがわかる。
その他、個別の推移については、ぜひ過去のレポートと比較して、登山用具の購買状況の変遷を確認してもらえると幸いだ。
2018年の調査の新テーマは「インターネット通販との付き合い方」
そして、2018年の調査だ。2018年のアンケート調査は、8月8日~9月3日まで行っている。調査では、これまで通りの質問に加え、インターネット通販についての質問をいくつか追加した。これまでの質問に加え、より具体的にインターネットでの購買状況や、リアル店舗との棲み分けなどについて調査している。
具体的には――
- インターネット通販での登山用具の購入経験
- 通販で実物のサイズ、カラーを決める手段について
- インターネット通販の品質やアフターサービスへの不安について
- 通販購入を前提に、実店舗でサイズやカラーの確認をした経験の有無
- 海外の通販サイトからの直接購入の経験の有無
- ネットオークションやフリーマーケットアプリを介しての登山用具の売買経験
- ネット通販ではなく実店舗で購入する理由
など、通販についての質問を追加している。ますます活況の様相を見せているネット通販への、登山者の接し方について確認し、明らかにしていきたいと思うので、ぜひ、ご協力願いたい(回答には会員登録が必要となります)。
2018年のブランドイメージ&登山用具購買動向調査(YOLBIS)は、過去最大規模で行う予定。プレゼント総額も過去最大の120万円超!
また、アンケートで取得した内容の一部については、集計して公開する予定。ぜひ、アンケート調査にご協力ください!
ヤマケイオンライン みんなの登山白書
ヤマケイオンラインが神出鬼没で行っている、登山者に対するアンケート調査を公開しています!