山で何を、どのように飲んでますか? 日帰り登山の飲料に関するアンケート調査

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ヤマケイオンラインでは、2019年夏に「日帰り登山の飲料に関するアンケート」を実施した。長い時間の運動となる登山では、水分補給は欠かせない。また、休憩中や山頂などで飲むお茶などは、気分を爽快にしてくれる。そんな山での飲料事情について、アンケート調査を行った。

 

登山中を安全に快適に行うためには、水分補給は大切な要素だ。水、スポーツ飲料、お茶、コーヒー、ジュース、アルコール飲料・・・、さらには温かいものや冷たいものまで、さまざまな飲料が考えられる。登山者はふだん、どんな飲み物を山で嗜んでいるのだろうか?

そこで今回は、シチュエーションを日帰り登山に想定して、山に持っていく飲料に関するアンケートを実施した。そのダイジェストを以下に紹介する。なお、本アンケートに回答いただいた方は1384名、詳細プロフィールは以下の通りだ。

 

 

 

行動中の飲料は水が圧倒的多数

まず、登山にはどんな飲料を持っていくのかを確認。「行動中に飲むもの」として質問したところ、「水」が圧倒的大多数で81%。続いてスポーツドリンク、お茶、コーヒー飲料と続いた。なお、スポーツ飲料は電解質系(水分補給系)が、アミノ酸系(エネルギー補給系)を上回った。

ちなみに、この飲料を持つ容器には「購入した状態のまま」ということで、ペットボトルなど市販の状態で持っていく人が最も多く(71%)、続いて保温できる水筒を利用する人が半数を超える57%となった。

また近年、トレイルランナーを中心に人気が高まっている、ハイドレーションバッグを利用するユーザーも33%と多かった。

 

山でコーヒー・お茶を沸かすのは登山の醍醐味!

「山でコーヒーやお茶を飲む」と解答した人に絞って、どんな方法で持っていくのか確認したところ、「市販品」と「現地で作る」は、ほぼ同数。山頂などで、ガスバーナーなどを使ってお茶を沸かしている登山者の姿はよく見かけるが、かなりの人が作っていることが確認できる。

ちなみに、お湯は「バーナーで沸かす」が95%、「コーヒーはドリップする」が68%と、お茶の味にはこだわっている登山者が目立つ結果だった。

 

山小屋で飲料を買うとしたら・・・、炭酸飲料!

一般的に山に入ってしまえば、下山するまで飲料を購入することは困難だが、人気の山域では、山頂や途中に山小屋や売店があるケースも多い。「もし途中で購入できるとしたら」という質問をすると、最も多かったのが炭酸飲料となった。

冷やしたまま持っていくのは困難な山では、炭酸飲料を持っていくのは簡単ではない。そういう意味で、炭酸飲料に人気が集まったようだ。

 

ほかにも、日帰り登山に持っていく水の量、飲料に気を使っていること、山での飲料へのこだわりエピソードなど、日帰り登山の飲料に関するアンケート調査の詳細は、以下リンクから確認してほしい。

⇒日帰り登山の飲料に関するアンケート調査結果

 

1 2

ヤマケイオンライン みんなの登山白書

ヤマケイオンラインが神出鬼没で行っている、登山者に対するアンケート調査を公開しています!

編集部おすすめ記事