【写真投稿企画2023春】大賞受賞作品発表! スプリングエフェメラルや花と過ごす贅沢な時間を写した作品

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2023年5月1日~6月14日に実施した春の写真投稿企画では、「山の花」をテーマに作品を募集し、多数のご応募をいただきました。山と溪谷オンライン編集部が審査し、選考した結果、以下の入賞作品が決定しましたので発表いたします。

大賞(1名)

春の儚いもの

「春の儚いもの」

撮影者 せおとさん
撮影場所 角田山
コメント 長い冬が終わり雪が溶け、色を失っていた林床を短い間だけ華やかに飾るスプリングエフェメラル。春の儚いものたちは優しく春を告げていました。
編集部より 春の日差しの明るさと、花の透明感が感じられます。
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特賞(3名)

宇宙人たち

「宇宙人たち」

撮影者 ykさん
撮影場所 本沢温泉
コメント 以前からどうしても行きたかった本沢温泉への宿泊が叶ったときの山行での撮影です。天候はいまいちでしたが、植物たちは生き生きとしていました。
編集部より これはインパクト大! 宇宙人! 正体は実が膨らんできたギンリョウソウのようです。
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暖かそうな花

「暖かそうな花」

撮影者 山三昧の旅人さん
撮影場所 八ヶ岳横岳稜線
コメント ツクモグサは、何故か横岳稜線のほぼ西側だけに咲き、朝の時間帯は日陰で花は閉じたまま。 前回は陽射しが少なく花がほとんど開かなかったので、再挑戦したら、11時頃開き始めに出会えた。帰ってから同日の記録を見ると、12~15時に完全に開いていたので、早過ぎたことになるが、早出早着を原則にしている自分にとっては、無理難題ではある。ただ、撮った写真を見ていると、長い毛のモフモフ感が出ているのは、半開きの花で、こちらの方が求めている表情だった。
編集部より 花が開いている時間に計画を合わせるのも一苦労なのですね。慎ましくていい表情。
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目覚め

「目覚め」

撮影者 まこぱんさん
撮影場所 火打山・天狗の庭
コメント 朝靄の池塘に映り込む朝日を浴びた火打山とそのまわりに咲き乱れるワタスゲ、コバイケイソウ。鳥たちの囀る声しか聴こえない中で、ここで淹れて飲んだ珈琲はこれ以上ない贅沢な朝だった。
編集部より 朝の清々しく静謐な空気が感じられる一枚です。
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山の写真をシェアしよう! 写真投稿企画2023春「山の花」

山チャレ!! フォトコンテスト2023 開催中!

「山でのチャレンジ」をテーマにしたフォトコンテストを開催中です。2023年9月15日締め切り。
山チャレ!! フォトコンテスト2023

この記事に登場する山

新潟県 /

角田山 標高 482m

角田山は四季を通して登山者が絶えない山である。展望を楽しむ人、花を楽しむ人、体力トレーニングなど、目的は多様で、学校登山の山としても親しまれている。とくに春は色とりどりの雪割り草、カタクリと百花繚乱となる。 登山口は7つあり、角田岬からの灯台コースは花を楽しむことが出来る。山頂には二等三角点がある。

長野県 / 八ヶ岳

横岳 標高 2,830m

横岳は長野県茅野市と同南佐久郡南牧村との境にあって、南北800mほどにおよぶ岩稜の連なりからなる山である。諏訪側、とりわけ柳川北沢上部からの眺めは、小同心、大同心の怪しい岩峰を擁した大岩壁の威容であり、佐久側からの峨々とした山容は赤岳の翼角のようにも見える。横岳は多くの峰塔で形成されており、最高点の奥ノ院、2829mが主峰である。そのほか、石尊大権現を祭る石尊峰、鉾岳、日の神を祭る日ノ岳、二十三夜峰など山岳宗教時代のなごりをとどめるものが連続し、三叉峰(さんじやほう)からは杣添尾根(そまぞえおね)が海ノ口高原へと下っている。最南端の二十三夜峰の南には地蔵尊の石の座像があって、地蔵尾根が行者小屋方向へと下っている。 眺望は赤岳とさして変わらないが、主峰、赤岳北面の雄姿は、八ヶ岳の代名詞ともいえよう。 コマクサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマナデシコなど、稜線上に咲く高山植物は、比較的豊富である。 赤岳天望荘(旧赤岳石室)から横岳主峰までは1時間、硫黄岳から1時間30分、野辺山駅から杣添尾根を経て三叉峰までは7時間の行程である。 2019年1月、標高の改定により1m高くなり2830mとなった。具体的には、「奥の院」と呼ばれる場所が最高地点2830mとなり、これまで山頂とされてきた箇所は2826mとなっている。

新潟県 / 妙高山とその周辺

火打山 標高 2,462m

 妙高戸隠連山国立公園に属している「頸城三山」の最高峰である。活火山の焼山とコニーデ型の妙高山に挟まれているので、山名が示すように、かつては同系の火山と思われていたが、山体の基盤は新第3紀層の堆積岩と迸入したひん岩で、海生動物類の化石も発見されている。  江戸時代の『越後野志』に、「難波山の南、妙高山の北にて両山の中間に在り、数峰の嶮巌並び列れり、宛も燧石を並べ立つるが如し、故に名付くと云う」との記述がある。昭和30年代に山頂の三角点標石を立て替えた際に、鎌倉時代の作と見られる銅製の十一面観音懸仏が2体発掘されたというから、遠い昔には信仰登山が行われていたのであろう。  妙高山の賑わいに比べると登山者は少ないが、ヒュッテがある高谷池(こうやいけ)周辺の標高2000mを超える高層湿原は植生が多彩で、北アルプスの白馬岳周辺を除けば新潟県内で唯一のライチョウ生息地でもある。  笹ヶ峰の国民休暇村から富士見平経由の南面コース(笹ヶ峰から4時間30分で山頂)が一般に利用されているが、北東面の矢代川流域や、能生谷の渓谷遡行、積雪期のルート開拓などを地元の山岳会が行っている。

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