初心者、ファミリーにもおすすめ。首都圏日帰りハイキング

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危険箇所がなく、コースタイム短め、駅やバス停起点でアクセスしやすいなど、初心者にも安心な首都圏近郊の日帰りコースを紹介。

文=岡村朱万里、カバー写真=一本の矢さんの登山記録より

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箱根外輪山の最高峰から、富士山の絶景を眺める 金時山(きんときやま、きんときざん)

神奈川県/1212m

丸く盛り上がった険しい山容の金時山は、その独特の形から、かつては猪鼻岳と呼ばれていた。金太郎伝説の山として広く知られるほか、富士山の好展望地としても人気がある。

金時山山頂より富士山(写真=やまころ

仙石バス停から300mほどの登山口を出発する。ハコネダケが茂る登山道を登り、眺めの良いうぐいす茶屋へ。ここからは展望のいい尾根道を行く。公時神社からの道を合わせ、急坂を登ると、芦ノ湖、駒ヶ岳、大涌谷、そして富士山の全景を望む金時山山頂にたどり着く。

道標に従い、富士山を右に見ながら乙女峠方面へ下る。尾根道のシロヤシオは5月中旬が見ごろだ。赤くごつごつした岩の間を進むと、長尾山だ。小石の混じる尾根道を滑らないように下れば、まもなく展望台のある乙女峠につく。峠から箱根側へと植林地を下り、乙女口バス停へ。30分ほど歩いて仙石バス停に向かった方がバス本数は多い。

シロヤシオ(写真=ムラチャン

ヤマザクラやヤマツツジ、紅葉の季節がおすすめ。山頂南側の急斜面には立ち入らないこと。

行程・コース

最適日数:日帰り 3時間30分
総歩行距離:6,904m /上り標高: 794m 下り標高: 794m
行程:仙石・・・矢倉沢峠・・・金時山・・・長尾山・・・乙女峠・・・乙女口・・・金時神社入口・・・仙石
高低図
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