初心者、ファミリーにもおすすめ。首都圏日帰りハイキング

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危険箇所がなく、コースタイム短め、駅やバス停起点でアクセスしやすいなど、初心者にも安心な首都圏近郊の日帰りコースを紹介。

文=岡村朱万里、カバー写真=一本の矢さんの登山記録より

目次

丹沢イチ登りやすい大山で、ゆったりハイキングと寺社巡り 大山(おおやま)

神奈川県/1252m

三角錐の山容が目を引く大山は、江戸時代から庶民の信仰の山として親しまれてきた。ケーブルカーが整備され、登りやすい人気の山だ。ここでは、表参道から登頂し日向薬師まで足を伸ばす、やや歩きごたえのあるコースを紹介する。

大山ケーブルバス停から大山ケーブル駅までは、土産物屋などが軒を連ねるこま参道を進む。ケーブルカーで一気に高度を稼ぎ、阿夫利神社下社に参拝しよう。

阿夫利神社下社(写真=shine4153

登山口から急階段を上り、古い石積みの残る道を進もう。夫婦杉や天狗の鼻突き岩など見どころも多い。ベンチのある16丁目で南尾根からの道と合流する。富士見台からの眺めを楽しみ、28丁目の山頂をめざそう。大展望の山頂には、阿夫利神社の社がまつられている。

大山山頂(写真=shine4153

尾根上の展望地・見晴台から日向薬師方面をめざす。春は桜に彩られる広い尾根道から、巨大なお地蔵さまがまつられる日向越を経て、つづら折りに下る。日向林道を経て日向薬師バス停へ向かう。余裕があれば、趣深い日向薬師への参道(往復約30分)を歩いてみよう。

行程・コース

最適日数:日帰り 4時間0分
総歩行距離:7,822m /上り標高: 732m 下り標高: 1269m
行程:阿夫利神社駅(山上駅)・・・16丁目・・・大山・・・唐沢峠分岐・・・見晴台・・・日向越・・・日向ふれあい学習センター跡・・・日向薬師登山口
高低図
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