何度も歩きたい日本百名山・大菩薩嶺。初心者の日帰り登山から健脚向きのロングコースまで紹介
初心者にも中級者にも大人気の大菩薩嶺(だいぼさつれい)。王道コースから、健脚向きロングコースまで5コースを紹介します。
文=鈴木志野、写真=サンシマ
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石丸峠から小金沢連嶺を縦走する健脚向きコース[中級]
大菩薩嶺からは南にも長大な尾根が続いていて、この尾根は小金沢連嶺(こがねざわれんれい)とも大菩薩連嶺とも呼ばれていて、JR中央本線まで歩いていける。もし足に自信があるなら、この南へと続く尾根を進んでみたい。
石丸峠からは小金沢山(こがねざわやま)、牛奥ノ雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)、黒岳(くろだけ)、湯ノ沢峠(ゆのさわとうげ)へと進み、やまと天目山温泉へと下山するのが一般的だ。小金沢山や牛奥ノ雁ヶ腹摺山、白谷ノ丸(しらやのまる)は富士山ビューの絶景ポイントとして知られ、稜線上では歩くごとに近づいてくる富士の雄姿を満喫できる。
大菩薩嶺をバックに気持ちのいい稜線や森を歩く約7時間のコースを存分に楽しみたいが、やまと天目山温泉からJR甲斐大和駅まではバスの本数が少ないので注意が必要だ(徒歩だと1時間ほど)。
また、もし時間も体力もあるなら、湯ノ沢峠からさらに南下して滝子山(たきごやま)を経てJR中央本線の笹子駅をめざしたい。湯ノ沢峠は避難小屋、水場、駐車場、トイレがある休憩ポイントだ。
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