秋深まる山へ。関東周辺・極上のワンデイハイク【紅葉コースガイド2025】
秋深まるころ、関東周辺の山も紅葉のシーズンを迎える。全国各地の山を歩き、登山ガイドブックの執筆なども行なう登山ガイドの木元康晴さんが選んだ、首都圏から日帰りできる極上のワンデイハイクコース5選。
写真・文=木元康晴
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奥武蔵で紅葉と展望を楽しむ 越上山(おがみやま)
埼玉県/566m
紅葉の見頃 11月上旬〜11月下旬
公共交通機関を使ってのアクセスがしやすい奥武蔵の山だが、林業が盛んなために、元々あった広葉樹林が紅葉しない人工林に置き換わっている箇所が多い。それでも登山コースを歩いていると、思いがけない場所で紅葉を目にして驚くことがある。
この越上山のコースでは、途中で通過する阿寺諏訪神社(あてらすわじんじゃ)の境内にあるモミジが、鮮やかな赤や黄色に色づいてとてもみごとだ。また越上山頂上の手前の展望地からは、紅葉した斜面の奥に筑波山(つくばさん)を見渡せるし、顔振峠(かあぶりとうげ)の近くにも色づいた樹木が点々とあって、それらを訪ねながら山道を歩くのは楽しい。
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プロフィール
木元康晴
1966年、秋田県出身。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(ステージⅢ)。『山と溪谷』『岳人』などで数多くの記事を執筆。ヤマケイ登山学校『新版 山のリスクマネジメント』では監修を担当。著書に『IT時代の山岳遭難』、『山のABC 山の安全管理術』、『関東百名山』(共著)、『駅からハイク』(共著)など。編書に『山岳ドクターがアドバイス 登山のダメージ&体のトラブル解決法』がある。
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