テントみたいに使えるハンモック! ENO/スカイライトハンモック|高橋庄太郎の山MONO語りVol.112
寝転がって内部をチェック
さて、寝転がってみると・・・。

体をハンモックと平行にしても体重がかかる腰の位置が下がることもなく、体はほとんどまっすぐのまま。さすがにテントのように“完全にまっすぐ”までにはならないが、ただ内部に入って寝転ぶだけで体に無理なく眠れるのだから、簡単なものである。
スカイライトハンモックの上部はメッシュパネルだ。生地を巻き上げて、トグルで留めることができる。

虫がいない場所や時期は、このまま眠ると解放感があって気持ちがいい。
開け閉めはファスナーを使う。

外部からでも内部からでも開け閉めできるように、引手はどちらにもついている。
角度を変えてみると、スカイライトハンモックは完全に長方形になっていることがわかる。

少し狭めの1人用テントと同じくらいのサイズ感だ。
長方形だから、足元には余裕がある。

このとき、僕は薄手の自動膨張式マットを寝袋の下に使ったが、マットの左右がつぶれることもなく、テント内で眠るときとあまり変わりない使用感であった。
同様に、長方形だから頭部側も広い。

そして、高い位置(写真では影になっている部分)に小さなポケットがつけられている。
ポケットはもう一カ所、サイドにもつけられている。

寝転んだ体に当たらないようにという配慮だろうが、かなり浅めの形状だ。浅いのはいいとしても幅がそれほど広くないので、収納性はあまり高くはない。個人的にはもう少し大きいほうが使いやすいと感じた。
メッシュパネルは非常に目が細かい。それでいて丈夫で、通気性は上々だ。

僕はメッシュ製のテントもよく使っているが、目が細かいメッシュは風を通しにくいものが多くて、いつも不満に思っている。それなのに、スカイライトハンモックに使用されているこのメッシュはすばらしく機能的だ。一見、地味なポイントだが、僕はこのメッシュ素材が大いに気に入った。
プロフィール
高橋庄太郎の山MONO語り
山岳・アウトドアライター、高橋庄太郎さんが、最新山道具を使ってレポートする連載。さまざまな角度からアウトドアグッズを確認し、その使用感と特徴を余すことなくレポート!
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