1月に人気の山はどこ?みんなの登山記録からオススメの山をピックアップ!
構成・文=山と溪谷オンライン、トップ写真=せおっち
1月によく登られている山はどこ?
いよいよ2025年がスタート。この冬は北日本では記録的な大雪となっていて、今後も雪が増えてくることが充分考えられるので、最新情報を確認して計画を立てたい。登り初めになる1月、どんな山が登られているのか、「みんなの登山記録」をひも解いてみよう(2024年1月の記録調べ)。
雪山の記録も多いが、全体としては低山を中心に、さまざまな山々が登られている。東北以北では秋田駒ヶ岳、八幡平(はちまんたい)、姫神山、西吾妻山、安達太良山など。上信越では黒斑山(くろふやま)や谷川岳などが登られている。関東北部では筑波山が一番多く、次いで黒檜山(くろびやま)、地蔵岳、鍋割山などの赤城山系、ほか大小(だいしょう)アルプスや三毳山(みかもやま)などの栃木の低山や日光周辺など。また、日立アルプスなど茨城の山々も多かった。
関東南部では単体の山としては、高尾山が一番多い。主要エリアごとに見ていくと、奥秩父・大菩薩周辺では大菩薩嶺、金峰山(きんぷさん)など。奥武蔵・秩父周辺では宝登山(ほどさん)や日和田山(ひわださん)、大高山(おおたかやま)、天覚山(てんかくさん)など、さまざまな低山が登られている。奥多摩では御前山が一番多く、次いで三頭山(みとうさん)、鷹ノ巣山、大岳山(おおだけさん)、雲取山など。中央線沿線では高尾山が一番多く、次いで陣馬山、景信山(かげのぶやま)、小仏城山(こぼとけしろやま)、石老山(せきろうざん)などをはじめさまざまな山が登られている。丹沢では大山(おおやま)が一番多く、次に塔ノ岳、丹沢山。そのほか、鍋割山、大野山、仏果山(ぶっかさん)など。富士・箱根・伊豆周辺では三ツ峠山と竜ヶ岳、金時山が多かった。ほか湘南・三浦半島の山も多く、二宮吾妻山(にのみやあづまやま)や湘南平、三浦アルプス、鎌倉アルプス、鷹取山、大楠山(おおぐすやま)などがよく登られていた。
八ヶ岳周辺は蓼科山、天狗岳が多く、ほか赤岳、北横岳、霧ヶ峰、美ヶ原など。アルプス周辺では、南アルプス北部の入笠山が人気で、ほか木曽駒ヶ岳、北岳、甲斐駒ヶ岳などが登られていた。
東海・北陸・近畿では生駒山や信貴山(しぎさん)などの生駒山系、金剛山(こんごうさん)や大和葛城山などの金剛山系のほか、六甲、比良山系、鈴鹿山系の山々がよく登られていた。ほか静岡、岐阜、愛知、滋賀、兵庫などのさまざまな低山が登られている。中四国では大山(だいせん)、九州では雲仙岳や宝満山がよく登られていた。
それでは、1月に登られていた山々からいくつかピックアップして、以下紹介しよう。
なお各コースには、「コース詳細ページへ」のリンクを設けてある。山と溪谷オンラインへの会員登録(無料)・ログインが前提となるが、コースデータを自分の登山計画にコピーしたり、コースデータのGPXデータをダウンロードできるのでご利用いただきたい。そして山歩き後は登山記録を作成して、「みんなの登山記録」で公開してみよう!
子ノ権現(ねのごんげん)
埼玉県/640m
子ノ権現は埼玉県飯能市にある山寺。正式名称は子ノ権現天龍寺で、1000年以上の歴史を誇る天台宗の古刹だ。足腰の神様として信仰されており、1月は初詣も兼ねて伊豆ヶ岳、天覚山、竹寺などとつないで歩く記録が多い。
伊豆ヶ岳・大高山・天覚山の山並みは飯能アルプスとも呼ばれているが、つないで歩くとかなりハード。部分的に歩くのがよいだろう。西吾野駅からスタートして子ノ権現にお参りし、大高山・天覚山を縦走して東吾野駅に下る。各所に西武線の駅への道が分岐しているので、体力に応じて計画を立てられるのがよい。
MAP&DATA
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