日帰りで山も温泉も楽しむ欲張りコースガイド。関東周辺の山と立ち寄り湯【山と溪谷4月号】

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雑誌『山と溪谷』2025年4月号の特集は「登山者に欠かせぬ 風呂、酒、山小屋土産」。登山を彩るのは、山登りそのものだけではありません。山を下りてからのひと風呂や一杯、その山ならではの土産物といったアクセントが、山行をいっそう豊かにします。いつもの登山をより楽しくする、登山と切っても切れない、そんな3つのこと・ものを紹介する特集から、関東周辺の山と温泉を楽しむコースガイドを抜粋します。

構成=山と溪谷編集部

目次

乳頭山(にゅうとうさん)とあづま湯

神奈川県/202m

視界のよい日は乳頭山から東京スカイツリーや筑波山が見える
視界のよい日は乳頭山から東京スカイツリーや筑波山が見える

三浦半島中央部に広がる深い森は、「三浦アルプス」との愛称で登山者に親しまれている。なかでも南尾根は、富士山を望む仙元山(せんげんやま)から東京湾に近い乳頭山まで半島を横断する、充実したコースだ。さらに道迷いしやすい東尾根を慎重に進んで北側の山麓へ下山すると、東逗子(ひがしずし)駅の駅前に出る。

一帯は沼間(ぬまま)の住宅地で、駅に近いあづま湯は、地元の人々に親しまれる銭湯だ。下山後に手軽に汗を流すには最適で、ハイカーの利用も多い。

(文・写真=木元康晴)

施設情報

あづま湯

あづま湯

佇まいは昔の銭湯風ながら、設備は最新で快適。炭酸風呂や気泡風呂、電気風呂などさまざまなお湯が楽しめるのもうれしい。ザックなど大きな荷物を置くスペースもあって、ハイカーも利用しやすい。

所在地 神奈川県逗子市沼間1-19-11
TEL 046-871-3929
営業時間 15時~22時30分(土日・祝日は13時~)
定休日 木曜
入浴料 550円

MAP&DATA

高低図
ヤマタイムで周辺の地図を見る
最適日数:日帰り
歩行時間: 計5時間(ヤマタイム計算値)
行程:風早橋バス停・・・仙元山登山口・・・仙元山・・・ソッカ・・・実教寺分岐・・・観音塚・・・矢落山(乳頭山)・・・田浦分岐・・・東逗子駅・田浦分岐・・・東逗子駅
総歩行距離:約10,300m
累積標高差:上り 約842m 下り 約838m
コース定数:21
アクセス:[公共交通機関]行き JR横須賀線逗子駅(バス7分、230円、京浜急行バス TEL:046-873-5511)風早橋バス停/帰り JR横須賀線東逗子駅
[マイカー]逗子駅、または東逗子駅周辺にあるコインパーキングを利用
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プロフィール

山と溪谷編集部

『山と溪谷』2026年1月号の特集は「美しき日本百名山」。百名山が最も輝く季節の写真とともに、名山たる所以を一挙紹介する。別冊付録は「日本百名山地図帳2026」と「山の便利帳2026」。

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雑誌『山と溪谷』特集より

1930年創刊の登山雑誌『山と溪谷』の最新号から、秀逸な特集記事を抜粋してお届けします。

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