絶景を見に行こう! 北アルプスの初心者向けルート7選(日帰り〜3泊4日)【山と溪谷6月号】

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月刊誌『山と溪谷』2025年6月号は、「決定版! 日本アルプス名コース100」。雑誌掲載の100のコースガイドのなかから、北アルプスデビューにおすすめコースをセレクトして紹介。雑誌は綴じ込み付録つきで見やすいので、書店でもチェックしてくださいね。

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後立山南部にある好展望の山柏原新道(かしわばらしんどう)~爺ヶ岳(じいがたけ)

行程:扇沢⇒柏原新道登山口⇒種池山荘⇒爺ヶ岳中央峰(往復/1泊2日)
体力度:★★☆☆☆
技術度:★★☆☆☆

種池山荘から爺ヶ岳南峰への登り
種池山荘から爺ヶ岳南峰への登り。左奥のピークが中央峰

爺ヶ岳は北峰、中央峰、南峰のなだらかな3ピークから成る。春になると山の上部に、種まき爺さんの雪形が現われるのが山名の由来である。種池山荘(たねいけさんそう)が拓いた柏原新道から登る。危険箇所はなく、登りやすい山である。

南北に連なる後立山(うしろたてやま)連峰は、爺ヶ岳で直角に曲がり、西に方角を変える。このため爺ヶ岳に立つと景色が一転する。同じ後立山連峰だが、針ノ木岳(はりのきだけ)が篭川(かごがわ)対岸にそびえるように見える。約440年前の冬に針ノ木峠を越えたという佐々成政(さっさなりまさ)の話が思い出される。北に目をやると尖った鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ)、黒部川(くろべがわ)の向こうに剱岳と印象的な風景が開ける。

(文・写真=梶山 正)

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プロフィール

山と溪谷編集部

『山と溪谷』2026年1月号の特集は「美しき日本百名山」。百名山が最も輝く季節の写真とともに、名山たる所以を一挙紹介する。別冊付録は「日本百名山地図帳2026」と「山の便利帳2026」。

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雑誌『山と溪谷』特集より

1930年創刊の登山雑誌『山と溪谷』の最新号から、秀逸な特集記事を抜粋してお届けします。

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