東北の名峰・栗駒山。「神の絨毯」の全山紅葉だけではない、春から秋まで魅力たっぷりの山

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

目次

須川温泉から産沼コースで山頂へ

岩手・秋田県側から登山する場合の起点となるのは須川温泉だ。須川温泉は豊富な湯量を誇る乳白色で人気の温泉で、「栗駒山荘」と「須川高原温泉」の温泉宿泊施設がある。

最短で登れる須川コースは、現在、昭和湖付近の火山ガス濃度が高く危険なため通行止めとなっている。須川温泉から登る場合は、産沼コース(自然観察路)を利用する。

名残ヶ原から眺める栗駒山(写真/usgtさん

登山口からほど近い名残ヶ原は、初夏はイワカガミやワタスゲなどの高山植物が数多く咲く湿原で、秋は草紅葉が堪能できる場所だ。苔花台で須川コースと分岐して樹林帯の登山道を進み、三途の川での徒渉後は標高を上げるたびに展望も広がっていく。秋は鮮やかな紅葉を見下ろしながら登山を楽しめるコースだ。

須川コースの通行止め以降は、このコースがメインコースとなっているため、整備も進み歩きやすくなっている。

行程・コース

最適日数:日帰り 3時間15分
総歩行距離:9,008m /上り標高: 649m 下り標高: 649m
行程:須川温泉(08:00)・・・名残ヶ原(08:16)・・・自然観察路分岐(08:21)・・・三途の川(08:36)・・・産沼(09:11)・・・栗駒山(須川岳)(10:06)・・・産沼(10:46)・・・三途の川(11:11)・・・自然観察路分岐(11:26)・・・名残ヶ原(11:31)・・・須川温泉(11:51)
高低図
詳細を見る

関連する登山記録

1 2 3 4 5

目次

関連記事

編集部おすすめ記事