東北の名峰・栗駒山。「神の絨毯」の全山紅葉だけではない、春から秋まで魅力たっぷりの山
構成=山と溪谷オンライン カバー写真=murozo
天馬尾根コース
紅葉期は大混雑となる栗駒山だが、その喧騒から少し避けることができるのが天馬尾根コースだ。須川温泉から栗駒山へ登った場合、時間と体力のある人は、進路を西側に取って秣岳(まぐさだけ)を通って周回したい。展望の稜線歩きを楽しめる。
山頂から稜線沿いに西み、展望岩頭ですばらしい展望を堪能したら、そのまま天馬尾根を進んでいく。やがて現われるしろがね草原は高山植物も紅葉も魅力的な場所だ。展望も開けていて、登ってきた栗駒山の姿、めざす秣岳の独特の姿が美しく広がる。

秣岳からは須川湖を眼下に眺めながら下山。車道に出たら須川温泉まで歩けば周回となる。もちろん、逆周りで楽しむのもおすすめだ。
行程・コース
最適日数:日帰り 5時間20分
総歩行距離:12,906m /上り標高: 888m 下り標高: 888m
行程:須川温泉・・・名残ヶ原・・・自然観察路分岐・・・三途の川・・・産沼・・・栗駒山(須川岳)・・・須川分岐・・・展望岩頭・・・秣岳・・・須川温泉
関連記事
この記事に登場する山
今がいい山、棚からひとつかみ
山はいつ訪れてもいいものですが、できるなら「旬」な時期に訪れたいもの。山の魅力を知り尽くした案内人が、今おすすめな山を本棚から探してお見せします。
こちらの連載もおすすめ
編集部おすすめ記事

- 道具・装備
- はじめての登山装備
【初心者向け】チェーンスパイクの基礎知識。軽アイゼンとの違いは? 雪山にはどこまで使える?

- 道具・装備
「ただのインナーとは違う」圧倒的な温かさと品質! 冬の低山・雪山で大活躍の最強ベースレイヤー13選

- コースガイド
- 下山メシのよろこび
丹沢・シダンゴ山でのんびり低山歩き。昭和レトロな食堂で「ザクッ、じゅわー」な定食を味わう

- コースガイド
- 読者レポート
初冬の高尾山を独り占め。のんびり低山ハイクを楽しむ

- その他
山仲間にグルメを贈ろう! 2025年のおすすめプレゼント&ギフト5選

- その他