
何度も登りたい東京都最高峰・雲取山。豊かな自然と多彩なコースを満喫しよう
文・編集=鈴木志野、カバー写真=石尾根から富士山を望む(ヤマちゃんさん)
三条ノ湯で温泉を満喫して雲取山山頂をめざそう
雲取山の南西の麓には、「三条の湯」(さんじょうのゆ)という温泉宿がある。ヌルヌルとしたナトリウム分の多い良質の天然温泉の周囲には樹齢数百年の大木も立つ原生林が広がり、ツツジや紅葉が美しい。この人気の温泉宿を利用して雲取山をめざす、贅沢なコースを堪能してはどうだろうか。
登山口は、先の鴨沢コースの少し先のお祭(まつり)バス停からとなる。ここから三条の湯までは林道歩きが長いが、その疲れをゆっくり三条の湯で癒やしたい。
三条の湯からは青岩(あおいわ)鍾乳洞分岐を経て三条ダルミへ。このあたりから南に富士山の眺望が美しい。雲取山山頂までは息が切れるほどの急登が続くが、山頂では大パノラマが迎えてくれる。
山頂からは雲取山荘に宿泊してもいいし、帰りにも三条の湯に泊まるのもおすすめだ。時間があれば飛龍山(ひりゅうさん、大洞山とも)まで足を延ばしてみるのもいいだろう。
なお、入山口のある「お祭」バス停へは、バス便が少ないので時刻表のチェックを忘れずにしておこう。下山はアクセスの良い鴨沢方面に進むことも検討したい。
行程・コース
お祭(08:00)・・・塩沢橋(09:35)・・・後山林道終点(10:50)・・・三条ノ湯(11:20)
【2日目】
三条ノ湯(07:00)・・・三条ダルミ(09:05)・・・雲取山(09:50)・・・雲取山荘(10:10)
【3日目】
雲取山荘(07:00)・・・雲取山(07:30)・・・三条ダルミ(07:50)・・・三条ノ湯(09:45)・・・後山林道終点(10:10)・・・塩沢橋(11:10)・・・お祭(12:30)
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