健脚なら日帰り可能! 北アルプス登山をショートタイムで楽しもう
北アルプスといえば、3000m前後の稜線がどこまでも連なるエリアとあって、登山には何日もかかる——と思われがち。しかし、一定の体力があれば、ショートタイムで登れるコースもたくさんある。長い休みが取れなくても、山小屋の予約が取れなくても日帰りで楽しめる、日本アルプスのおすすめコースを紹介しよう。
文=山と溪谷オンライン、トップ写真=黒スコット(唐松岳・朝の八方池から望む白馬三山)
乗鞍岳(のりくらだけ)
3025m
日帰りで楽しむ3000m峰乗鞍岳はひときわ大きな山体が存在感を放つが、乗鞍スカイラインが山頂直下まで通っているため、3000m峰にもかかわらず、日帰りで登ることができる。畳平(たたみだいら)起点だと3時間程度で山頂を往復できるが、せっかくなら三本滝方面へ下山する一日コースで歩いてみよう。
観光地といった雰囲気の畳平バスターミナルから少し車道を歩き、肩ノ小屋や宇宙線観測所などがある室堂ヶ原(むろどうがはら)から登山道に入る。砂礫の斜面を登って火口壁の稜線に出ると、そこから最高地点の剣ヶ峰はすぐだ。槍・穂高をはじめとする北アルプス、中央・南アルプスに加えて、御嶽山(おんたけさん)や白山(はくさん)など、名だたる名山を一望できる。下山は肩ノ小屋から位ヶ原(くらいがはら)方面のコースを行へ。秋は紅葉を満喫しながら三本滝バス停まで歩くことができる。
MAP&DATA
今がいい山、棚からひとつかみ
山はいつ訪れてもいいものですが、できるなら「旬」な時期に訪れたいもの。山の魅力を知り尽くした案内人が、今おすすめな山を本棚から探してお見せします。
こちらの連載もおすすめ
編集部おすすめ記事

- 道具・装備
- はじめての登山装備
【初心者向け】チェーンスパイクの基礎知識。軽アイゼンとの違いは? 雪山にはどこまで使える?

- 道具・装備
「ただのインナーとは違う」圧倒的な温かさと品質! 冬の低山・雪山で大活躍の最強ベースレイヤー13選

- コースガイド
- 下山メシのよろこび
丹沢・シダンゴ山でのんびり低山歩き。昭和レトロな食堂で「ザクッ、じゅわー」な定食を味わう

- コースガイド
- 読者レポート
初冬の高尾山を独り占め。のんびり低山ハイクを楽しむ

- その他
山仲間にグルメを贈ろう! 2025年のおすすめプレゼント&ギフト5選

- その他