紅葉の槍穂高に登る！ 眺める！ 北アルプス南部エリア【紅葉コースガイド2025】
紅葉絶景の王道・涸沢（からさわ）をはじめとした槍・穂高（やり・ほたか）連峰、燕岳（つばくろ）など常念（じょうねん）山脈の紅葉登山コースを、エリアに精通したカメラマン・渡辺幸雄さんが紹介します。
文・写真＝渡辺幸雄
目次
槍穂高の絶景と紅葉を眺めて二つの眼福 双六岳（すごろくだけ）
北アルプス／2860m
紅葉の見頃 9月中旬〜10月中旬
双六岳は槍穂高（やりほたか）と対峙するため、展望に恵まれた山である。夏は花の百名山として知られ、特に女性登山者に人気がある。途中には槍穂高連峰を映す風光明媚な鏡池（かがみいけ）もあり、変化に富んだ撮影対象があるので評判も高い。
MAP＆DATA
高低図
最適日数：1泊2日
コースタイム： 【1日目】7時間2分
【2日目】5時間12分
【2日目】5時間12分
行程：【1日目】
新穂高温泉駅・・・笠新道登山口・・・わさび平小屋・・・小池新道登山口・・・秩父沢出合・・・シシウドが原・・・鏡平山荘・・・弓折乗越・・・双六小屋
【2日目】
双六小屋・・・弓折乗越・・・鏡平山荘・・・シシウドが原・・・秩父沢出合・・・小池新道登山口・・・わさび平小屋・・・笠新道登山口・・・新穂高温泉駅
新穂高温泉駅・・・笠新道登山口・・・わさび平小屋・・・小池新道登山口・・・秩父沢出合・・・シシウドが原・・・鏡平山荘・・・弓折乗越・・・双六小屋
【2日目】
双六小屋・・・弓折乗越・・・鏡平山荘・・・シシウドが原・・・秩父沢出合・・・小池新道登山口・・・わさび平小屋・・・笠新道登山口・・・新穂高温泉駅
総歩行距離：約25,000m
累積標高差：上り 約1,829m 下り 約1,829m
コース定数：49 
アドバイス：新穂高には登山者用無料駐車場があるが、週末や連休はすぐ満車になってしまう。直ぐに空きが出ることは無いので、平湯から路線バスを使うなどできるだけ公共交通機関の利用がお勧め。予約可能な深山荘の有料駐車場（2,600円/日）もある。
目次
プロフィール
渡辺幸雄（わたなべ・ゆきお）
1965年埼玉県越谷市生まれ。1987年東京綜合写真専門学校卒。北穂高小屋勤務を経て、フリーカメラマンに。近年はネパールのフォト・トレッキング・ツアー（アルパインツアーサービス主催）などの写真セミナーも開催。山岳雑誌やカメラ雑誌、カレンダー制作等で活躍中。日本山岳写真集団最終代表、（公社）日本写真家協会会員。
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